MAXにて超が付く長期連載を続けるこの作品。
全ての始まりはここからです。
ネタ風は当時から変わらず、画風は何度かの変遷を経てきています。
また、人間関係も時間をかけてゆっくりと変化。要するに、仲が進展していきます。
まだ秋穂と水夏は出会ったばかり。
秋穂の方は頭から先輩LOVEで突っ走っていますが、まだこの頃の水夏は「可愛い後輩のうちの一人」という感じでしょうか(P94でもそんな感じですし)。
それと同時に、親しい友人。
後々判明することですが、友達付き合いが諸事情で難しかった水夏にとってはそれだけでも十二分に大きな存在でしょうが。
メンバーはこの巻の中頃で初期の4人が勢揃いします。
真冬ちゃんだけ途中参戦なのです。
そして、唯一の動物キャラ「もか」、真冬ちゃんとそっくりな小学2年生「霧香」ちゃんも既に登場。
秋穂のウルフモードもP28にて早速の登場。
早い段階で作品の基礎が出来上がっている印象です。
ここに準レギュラーの皆様が加わったり、時にはレギュラーが増えたり、です。
その準レギュラーグループの一人である日工大サイドの部長さんのジェーンさん、実はP43にて登場していました。
この時点では3年生設定。つまり、水夏より一つ上でした。
その後の再登場にあたって、年齢が一つ下がったようです。
それについてはまた後ほどという事で。
1巻の頭は画風が今のものと全く違います。
画風の変遷もこの作品の特徴ではありますが、今の画風で慣れていると初期はホントびっくりするかもしれません。
あと、初期は他の部員もちょくちょく登場していました。モブとして。
あと、担任の先生とか(中尾先生というメガネの男性。多分、担任ですよね?)。
あと、水夏のモテ方が凄かったです。
学校中のアイドルのような描写が時々ありましたね。P26のバレンタインではスター並みの扱いですし。
いつの間にやらその人気も落ち着いてきたのは、もはや秋穂との仲が周囲にも公認されてるってことでしょうか?
次第に登場するキャラクターも固まり、他の部員達も出てこなくなりました。
後に秋穂達も進級し、担任が真冬ちゃんになりました。
ネタとしてもこの時期は弓道ネタが多いです。
初期の定番ネタ「あまーい!」もP104で初登場。その後、春河と真冬ちゃんのお馴染のネタに。
最近は見られませんが、オリジナルのお二人(スピードワゴン)自身がそもそも使っていませんしね。
それ以外のネタ風はほぼ現在も変わらず。
百合コメディで、社会風刺のブラックなネタで、4コマ目で急転直下型の典型的「緊張の緩和」タイプ。
水夏の思わせぶりな反応や「実はお互いに・・・?」なネタはなく、まだまだ先輩と後輩・・・という違いくらいでしょうか。
この巻の初回には「うららっか」という小冊子が付いてきて、裏設定や初期設定の解説が。
外国人選手枠やそれ以外にも没キャラ、真冬ちゃんは元々別の先生だった・・?
そんなお話が。
ちなみに没キャラその2は「天野夕希」というキャラ。
「天野」姓は後の「インプロ!」で(名前も読み方が同じ)、「夕」の字はこの作品の「五条夕」に受け継がれたのかな?