この巻のトピックスはそれまで独立していた桜庭女子サイドと日工大サイドがついにコラボした事!
スキー合宿を行ったのですが、両校が夢の(?)コラボ。
日工大サイドが完全に「もう一つの落花流水」として定着した事もあり、レギュラーは一気に11人!
というわけで、ジャンルタグに「大人数」を追加しました。
加えてこのお話、珍しく2話連続。流石にこの人数なので8ページでは足りませんでした。
この2話の化学反応は新鮮でした。
通常の作品ではテコ入れに新キャラ投入が普通ですが、この作品では日工大という「別サイドを新設」。
それぞれの世界が出来上がった上でのコラボ。
似た境遇のキャラ同士、全く違う文化、思いがけないユニット。
そこから生まれる新しい落花流水ワールドでした。
人数が多くて纏めるのは大変でしょうけど、このコラボは新鮮なネタ満載で是非また見たいです。
今回もう一つ特徴的なのが「実際の落語を落花流水風にアレンジして4コマに」という回があります。
P39〜 で、日工大サイドの皆様で落語の「禁酒番屋」を再現。
落語ブームなんてのもありましたし、大阪では「天満天神繁昌亭」があります。
ですが、意外と落語の演目って知らないものが多いです。
私も創作落語をいくつか知っているくらいで、古典モノは知らないです。有名なのは名前とあらすじくらい・・・です。
ちゃんと聞いた事ってあまりないのです。
このお話ではその古典落語の一つを愉快に再現。
元々パンチのあるネタではあるんですが、彼女達がやることでさらにインパクト絶大に!
馴染の無い落語もこういう風にすれば若年層にもウケるのでは・・・?
まあ、実際に最近は名作と呼ばれる小説を萌え4コマ化したりもしていますしね。
ちなみにP49の「前も同じボケしたよね?」とは1巻P17のネタです。わお!懐かしい!
さらにちなみに、雪とは「埃に雪の結晶が付着したモノ」です。
そりゃ食ったら腹壊すわな・・・
んで、P84のプーさんは同じく1巻の描き下ろし!
気が付けば連載も長く、この時点で既にMAXでは2番目の古参作品。
入れ替わりが激しい業界の上に長期連載が難しい4コマ界。加えて百合という濃い目のジャンル。
それで8年近くの連載(代原を含めると2005年1月号が初出)、既刊7巻、もうすぐ100話。
いやはや、素晴らしいの一言でございます。
秋穂進化論はますます絶好調です。
P80で暁に「お前の脳内フィルターどうなってんだよ!!」と言われる始末。
秋耳アワー全開の上、その言動もアブノーマルな方向へ・・・
一方、水夏は水夏で・・・
お馴染の暁と夕のお話もありますし、日工大にもジェーンと雅・冴香と千尋という2組の百合ップル。
様々な百合模様が展開されています。
長い時間をかけてゆっくりと進展・既に熟年夫婦・いぢめっ子と凛としていながらも被害者・あまあまの保護者とアホの子。
一口に百合ップルといっても形はそれぞれ。
その違いから様々なネタが出てくることが大きな特徴。
ちなみに、この巻では人数も増えた事もあって準レギュラーの先生方お二人(平田先生・保健のセンセ)は“ほぼ”お休み!
アーチェリー部の結城さんもあまり出ませんし、この巻は桜庭女子・日工大の2つの弓道部を楽しむ巻です!
全然関係ないですが、この頃私も弓道を始めました。
元々やってみたかったのですが、学校ならともかくどこで弓が引けるかすら分からず・・・。
でも、この作品の影響で「やっぱりやってみたい!」と行動を決意。
道場を探して、弓道教室に通っている次第です。
やはり見方といいますか、視点や感覚が変わりました。
こういう日常を描く作品はやろうと思えばその世界に触れたり近づけたり出来るところが楽しいところ♪(それで趣味がやたら滅多に増えているのではありますが)
まだまだまっすぐ飛びませんが、彼女達に負けないように練習中です!
まずは・・・目指せ真冬ちゃん?(4kgの弓を引いて負傷)若しくは夕さん?(矢が的に届かない)いやいや・・・春河?(矢がどこに飛ぶか分からない)