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うにうにうにうに

作者 青田めい うにうにうにうに
作者HP
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掲載誌 まんがタイムきららMAX(芳文社)
単行本数 2巻(連載終了)
Wikipedia
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チャート
内容 可愛らしくて笑いが満載。MAXお得意の変化球の代表といってもいい作品。

「ユキ」が家に(無理矢理)連れてきた小さな女の子「うに」は宇宙からやってきた妖怪。
すっかりユキに気に入られたうには宇宙に帰りたいけれども帰れない日々を過ごすことになるのだった。
“おにいちゃん”と呼ばれたい末っ子の「いわな」、いわなの双子の姉でまともな「やまめ」らに囲まれ、次第に馴染んでいくうには果たして宇宙に帰れるのか?

ユキのちょっと怖い発言やうにいじり、うにの子供らしい言動や宇宙人かつ妖怪なちょっと不思議なところ、ツッコミかつ被害者ないわなにまともなやまめ。
彼女たちの穏やかで賑やかな日常が描かれる。
萌え4コマ誌掲載作品としては笑いがふんだんに盛り込まれているタイプの作品。
可愛らしい絵柄と強めのネタのコントラストが心地いい。
感想 一読で気になる作品となりました。
ゲスト掲載時から「連載希望!」とアンケで声を上げ、その後めでたく連載化されてからもずっと読み続けています。
なんといってもネタがいい♪
激しい目のネタで笑いが多めの作品。
絵柄もいわゆる美少女系ではなく可愛らしい画風なのが好印象。
この画風でこのネタ、というのが最強のコントラスト。
特にユキたちの発言に対するうにのツッコミ的なセリフがあまりにも的確で面白いです。
1巻P22のいわなが兄になるとユキがついてくるという提案に対する「こんなに心揺さぶられないオマケはじめて・・・」など。
彼女のセリフは本当に心からの叫びだったりするのも面白いです。
「やめてー!!!かってに(住民票)登録しないでー!!!」とか、素敵です。
短いセリフで端的にツッコミを入れるこのセンスがいいのです!

キャラたちのそれぞれの立ち位置がその場その場で変わるのも特徴。
誰もがボケ役にもツッコミ役にもになります。
まあ、ユキがツッコミに回ることは少ないですが(1巻P51の様な変化球的なツッコミはありますが)。
このため非常に自由度が高い印象。
被害者(唯一の男性キャラなので?)とツッコミが専門に見えるいわなでさえも「おにいちゃん」という言葉に執着していたり(うににも変人と認識されてますし)。
基本となるユキの怖い発言にうにやいわなが叫んでツッコむパターンですが、これの爆発力はかなり高いです。
ユキの発言自体がインパクトのあるもので、絵柄とのコントラストでさらに威力倍増。
それに対してセンスのあるセリフでのツッコミによりさらに倍率ドンッ!
この2段構えの方程式がこの作品の笑いを確かなものにしています。
特にうにがツッコミをする時の私の爆笑率はかなり高いです。
「笑いこそがこの世で唯一の絶対正義!」な私にとってこの作品の笑いはMAXを定期購読する大きな動機の1つとなっています。

個人的に特にクリンヒットだったのは1巻P90のうにのちょっと繊細なおとうちん(父)に対する「うん ちょっとね めんどくさいの」。
素晴らしきかな、この一言。
単行本 発売日 ・1巻:2014年7月26日
・2巻:2015年7月27日
●試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
まんがタイムきららWeb:1巻
関連項目 ●ジャンル 中学生
幼稚園・それ以下
●チャート 笑い
●データ 資格(自動二輪車運転免許)
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