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ぼくの生徒はヴァンパイア - 3巻

いよいよ完結!
2巻までで複雑な恋愛模様となっておりますが、この3巻ではさらに複雑に。
象徴的なのはP30のメイベルのヤキモチ。
これまでカミラとブラムがいい雰囲気になりそうだったら「カミラを取られることへのヤキモチ」でした。
が、はたしてここではどちらに対するヤキモチかな♪
さてさて、そんな3人の最初の大きなイベントとしては「実家崩壊」。・・・「大きなイベント」っていうレベルでない位でかすぎでしょ?
シェリダさん・・・崩壊した家の前で満面の笑みでピースって・・・
この人のノリ好きやわ〜。
というわけで、「人間関係」どころか「舞台」が変化。
これまでのカミラたちの城から人間の町に舞台が移ります。そして、そのまま町のお祭りにも参加することに。
色々とニヨニヨしちゃうような変化やイベント盛りだくさん。
流石の鈍感ブラムも意識しちゃってます♪
鈍いといえばメイベルも。一番近くにいてカミラのブラムに対する気持ちに気付いていなかったり、自分の気持ちも・・・ね。
でも、それで経験値を積んだからなのか、新キャラでブラムの幼馴染のクローディアのブラムに対する気持ちは敏感に察知。
やはり自分が当事者になるとブラムに向いた矢印には敏感になっちゃうんでしょうね♪
結果、三角関係から四角関係に発展(限定的ですが)。
ただまあ・・・クローディアも優しすぎる上にカミラがクローディアにすっかり懐いて。
「優しすぎる人」って恋愛においてどうしても貧乏くじ引くことになっちゃいますよね。リアルでも虚構でも。
「奪う」とか「押し切る」とか「多少強引に」とかが出来ないですし。
少女漫画だとホントひどい扱いに・・・(by 女の子苦手芸人代表・ケンドーコバヤシ兄さん)

さてさて、「ラブコメ」で主人公に彼女が出来るといえばまず最終回。
が、この作品ではそれが「物語の途中」に!
思いっきりネタバレですが、ブラムとメイベルが付き合っちゃいます。
メイベルは以前から完全にブラムのことを意識していましたし、ブラムもまんざらでなくって。
メイベルってある意味「正しい意味でのツンデレ」?
正式に付き合ってからは完全にデレっデレですしね。
そして、流石にこれをきっかけにカミラも自分の気持ちに気がついて・・・
その後なんだかんだあって結局2人は別れることになるんですが、その直後にカミラがブラムのことが好きだという事がブラム本人にバレて。
恋に臆病になったブラムは逃げ出しちゃうんですが、その直後のP104にて「元恋人と新恋人候補」のバトルが。
まさか「ドキドキ☆ビジュアル4コマ誌」で昼ドラが拝めるとは・・・

総括すると、「幼さ残る彼女・元カノ・彼女の妹・彼女の妹のペット」との同棲生活が改めてスタート。
・・・やべぇ、なんだこの状況は!?(ラストのコマのメイベルの複雑な表情とか)
冷静に整理するとものすんごいカオスな状態が残っているのでは?
読者としても誰に感情移入していいのかな?って状態でしょうし。
「この後」のことがすんごく気になります。
3人共・・・この後どういう心境になっちゃうんでしょうね。
カミラもメイベルもお互いのことを大切に思っている上にブラムも人に気を使う性格。
当然、ガブリエラとミナはそれをイジって楽しむんでしょうし・・・
・・・この後の日々に興味津々です!

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