作者 | 青田めい | ![]() |
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作者HP | ||||
掲載誌 | まんがタイムきらら☆マギカ(芳文社) | |||
単行本数 | 3巻(連載終了) | |||
Wikipedia | ||||
チャート | ![]() |
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内容 |
人気アニメ「魔法処女まどか☆マギカ」をテーマに多くの作品が連載される「まんがタイムきららまどか☆マギカ」(長い・・・)の作品の1つ。 当然ではあるが、原作であるアニメを見ていることが楽しむための条件ではある。 原作ではシリアスなシーンや息をのむ戦闘、衝撃の展開が最大の見どころの作品ではあるが、本作はそれとは対照的にタイトル通り「ふわっと」している。 帯にも「こんなの絶対、ゆるすぎるよ!」とあるほどであり、肩の力を抜いて楽しむことができる。 先生らしい全力のボケの応酬が特徴で、原作の様なシリアスな展開は一切登場しない。 登場人物たちのふわっとした日常を描くものであり、魔女との対決もなし(1巻では1コマだけ。しかもコミカル)。 先生らしい可愛らしさと強めのネタのコントラストは本作でも健在。 |
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感想 |
実はこの手の作品はあまり読まないのですが、「評判がいい」であったり「この先生のなら読みたい」といった場合に手を出すことがあります。 本作はその後者。 同先生の「うにうにうにうに」があまりにも面白かったため手にした作品。 なるほど、この方の作品にはずれ無しです。 この手の原作がある作品はキャラクターの紹介や設定の説明が省けてその点は楽です。 この作品でも「この時間軸はアホっぽい」だけで説明完了。嗚呼、簡単。 それだけにあと重要なのはいかに作品に感情移入させるか、世界観に巻き込むか。 それに関しても体感ですがばっちり。 頭の方からパンチの強いネタの応酬でこの作品のネタの空気にあっという間に引き込まれます。 そのネタとゆるさがずっとゆるむことなく(?)読者をふわっとした世界に誘います。 他の作品の時もそうなのですが、先生の作品にはその世界に巻き込まれる感覚が特に強いように感じます。 ただ、原作のある作品ではあるので、そちらを知っているかいないかで楽しみが変わってきます。 設定に関するネタがあったり、作中のセリフをパロっていたり。 そのあたりはある程度仕方がないですよね。 姿なく声だけでツッコむスタイルも多く登場。 これが多いということはそれだけボケの数も多いということでございます。 他にもツッコミのセリフのセンスの良さ。これがきらりと光ります。 例えば1巻P20の「どこ由来かわからない感謝」とか、P73の「川の生態系が心配になるレベル」とか。 こういう言葉のセンスはどこでどうやって磨くのでしょうか。 ホントうらやましい(絵が描けないので言葉オンリーで勝負しなきゃいけない人間ですで、私は特に)。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2013年12月26日 ・2巻:2015年4月27日 ・3巻:2016年8月27日 |
●試し読み |
まんがタイムきららWeb:1巻 まんがタイムきららWeb:2巻 まんがタイムきららWeb:3巻 |
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