作者 | 愁☆一樹 | 作者HP | ||
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掲載誌 | まんがタイムきらら(芳文社) まんがタイムきららキャラット(芳文社)(並行連載) |
単行本数 | 5巻(連載終了) | |
Wikipedia | 1年777組 | |||
チャート | ![]() |
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内容 |
夢限学園の1年777組の生徒は猫に魔法使いに忍者に幽霊に姫に・・・ キャラクターの濃い生徒や先生が学校を舞台に愉快な日常を送り、様々な人間模様や恋愛模様が描かれるコメディ4コマ。 登場人物のキャラクターの豊かさとその数が最大の特徴であり、作者特有の可愛らしい画風と相まって強い魅力となっている。 非常に多くのキャラクターが登場する群像劇に近いところはあるが、特に「こりす」「ねこと」「委員長」「きつね」らを中心とした話が主となっている。 4コマ作品としては、笑いよりものんびりとした空気を重視したような印象を受け、一種の癒し系作品と言える。 毒の無い作風で、一言で言うとドタバタラブコメ学園4コマ作品。 単行本全5巻、約6年という長期に渡ってきららで連載された人気作。 一時期はきららキャラットでも並行連載されていた。 |
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感想 |
兎にも角にも個性豊かで可愛らしいキャラクター達が誌面狭しと大活躍♪ 女性作家さんらしい優しくて可愛らしい画風とほのぼのとしたネタで、癒し効果抜群の作品。 そのため、ネタとしては大人しい印象を受けます。 それがアクの少なさにも繋がっているのか、4コマ作品としては長期である全5巻。 また、作品の雰囲気もあって、男女どちらにもウケそうな作品。 男性には萌えとして、女性には可愛らしさとほのぼのさで、かな。 まったりほのぼのでラブコメテイスト。 大人数で賑やか学園生活。 キャラクターが多いのですが、なぜか事前知識無しで途中から読んである程度設定が分かっちゃう不思議な作品。 回を増す毎にキャラクターがどんどん増えていく作品。5巻の登場人物紹介は凄いことに・・・ 私は記憶力が非常に悪いので、大所帯作品はキャラクターが覚えきれないのですが、この作品に関してはキャラが非常に強いので、名前までは覚えられなくても、見分けや区別だけは間違えた事が無いですね(唯一、委員長と祈祷さんがごっちゃになる時がありますが・・・似てるんですよね、あの2人。見た目もツッコミキャラなところも。)。 それだけ分かりやすい設定と関係性。 見た目と会話だけで必要な情報が自然と分かっちゃうステキ設計。 唯一、「ねこと」の設定だけは分かってないといけないかもしれません。 “ねこ”と“男の子”の2つの姿がありますが、これは幼馴染で魔女の「きつね」に魔法をかけられて「ねこ」にされています。 で、彼を愛する人の愛の力で一時的に人間に戻ります。 ねことの事が好きなきつねが、他の女の子にねことを取られないように・・・と、かけた魔法で解くのも別の魔法をかけるも自由自在。 ・・・でも、きつねの愛で元に戻った事は無かったりします。 で、「ねこ」の姿が“大好き”(「ねこと」は“好き”)なこりすはねことを元に戻せますが、「ねこと」と「ねこ」が同一人物だとは気付いていません(目の前で変身しているのに・・・)。 で、ねことはそんなこりすが好きで・・・ そういうちょっと不思議な関係。 これだけ頭に入っていれば、きっとどこから読んでも賑やかなクラスメイトがほんわかした世界へ誘ってくれますよ♪ 世界感やキャラクターはファンタジーですが、全体的に暴走していません。 設定などは魔法や忍者やファンタジー要素がいっぱいなのに、話全体が落ち着いているというのは本当に独特ですね。 それだけに、萌え4コマで、ファンタジーな設定にも拘らずチャートの“万人ウケ”を気持ち高めに設定しています。 非常にのんびりまったり、のほほんとした空気の優しい作品です。 |
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雑記 | 1巻のイントロ、P5でこりすの父が「日本の人口って何人ぐらいだったかなあ?」と口にしており、4巻P48でも同様に「日本」という単語が出ていますので、舞台は日本は日本のようです。 | |||
単行本 | 発売日 |
・1巻:2003年11月27日 ・2巻:2004年11月26日 ・3巻:2006年5月26日 ・4巻:2007年7月27日 ・5巻:2008年6月28日 |
試し読み |
まんがタイムきららWeb:3巻 まんがタイムきららWeb:4巻 まんがタイムきららWeb:5巻 |
関連項目 | ●ジャンル |
・大人数 ・ラブコメ |
●チャート |
・癒し ・万人ウケ(高い) |
●データ | ・学校 | ●作品研究 |
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●作者別 | ・兄妹はじめました! | ●各巻感想 |