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あねちっくセンセーション - 3巻

史上最笑の姉弟バトル・完結編。
イントロで「日常の方が濃いからイベントのことをあんまり覚えていない」とありますが、ホントに濃いなぁ・・・日常。
学校を舞台にしている作品としては珍しく大半のイベントをスルーしていますもんね。
そして、日常だろうがイベントだろうが常に中心にいるのがさくら。
その被害を一身に受けるのは春人。
ああ、そりゃ一貫して出番が多いわけだ。単に主人公たちだからというわけではなく、「出ない」ということが不可能な2人だ。

凡先生登場!3巻にして準レギュラーに新キャラです。
本作のネタは上記のようにさくらが軸。彼女とどう絡むかがそれぞれの活躍の仕方。
ちょっかい&被害の春人を筆頭に他の人たちもさくらとの関係性が立ち位置になります。
そんなさくらに対して「挑戦」という立場をとっていたのが犬飼番長ですが、圧倒的実力差が・・・
その犬飼番長サイドに戦力投入されたのが凡先生。
まあ、2対1でも対抗勢力にすらなれないのはお約束(それどころかさくらの苦手な「ルールがある競技」というハンデがあってすら)。
とはいえ、これで犬飼番長サイドのネタのバリエーションが増えました。
2人とも単独でもさくらに挑戦することがありますし、対決というネタがちょくちょく出るようになります。
そういえばこれまでは正面切って挑む、っていう人たちはいませんでしたね。
みんな命は大切ですし。
とはいえ、唯一互角に戦えるのが耕介であり、この3巻でついに激突。
球技大会で団体戦(というかA組 V.S. 耕介か?)がありましたが、プール回ではサシでの真剣勝負っ!
『最凶の姉 V.S. 最低の弟』と称されるほど。
ガチの姉戦士とタメを張れる耕介・・・
P56やラストの春人とのバトルも凄ぇっスけどね。姉弟ゲンカのレベル高ー!

この巻での好きなワード〜。半ばコーナー化できる作品であることが凄い。
P70の「寝っぱらい」。
こういうワードはどうやれば思いつくのでしょう?
あと、特徴的な言葉というわけではないですが、重みを感じたセリフはP76で凡先生が漏らした
「来なきゃよかった・・・こんな学校・・・」
今更ですか。私は多分初日にこのセリフを漏らすぞ?

P8の若干SD風味なさくらが可愛かった、という事実を締めに、作品の感想総括とします。

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