ついに表紙にショコラ登場!
メインキャラでありながらラストにようやく・・・です。
最強キャラ・ヴァニラさん。
その実の妹がショコラで、妹の様な存在なのがガーネット。
2人とも「過保護被害者」という不思議な共通点で通じ合うことに。
お陰でヴァニラさんが絡むとこれまでと全く異なる面を見せる羽目になるショコラ。
それだけでなく、所長とヴァニラさんに対する気持ちに関する描写がぐっと増えました。
家庭の事情や自身の事などもあり、最終巻でのメインはやはり彼女でしょう。
中盤までは人数が増えての相変わらずの日常。
そして、終盤はショコラを軸に据えた物語となっていきます。
人間関係も複雑化。
アリスと神父様はいつも通りとして、ショコラもヴァニラやエミリーの登場で所長を若干意識するように。
ショコラの場合はヴァニラに対しても素直になれないところもありますしね。
んで、相変わらずエミリーは所長にラブで、ガーネットとは友情を越えたモノが・・・?
ガーネットに到ってはエミリーに対して既に手遅れな感情を抱いているとしか思えません。
・・・人間関係も複雑化したなぁ。
お陰でまったく探偵業をしていません。
ま、それはいつもの事ですので♪
改めて読んでみるときらら作品も随分と変遷しているなぁ、というのを感じる作品です。
きららの初期を代表する作品の1つ。
全4巻と4コマとしては長期連載の部類ですし、当時を知る人にとっては思い出深い作品でしょう。
2014年現在連載されている作品とはまた違った雰囲気で、同じ萌え4コマで同誌連載作品でも時代によって雰囲気は変わっていくんだな、と感じます。
私自身は連載当時からきららを読んでいたわけではありませんが、4コマにはまった直後に単行本を集めたのはこの時期の作品のモノが多いです。
レビューしているのも同様に。
この作品もそうですが、この時期の作品はホントに粒揃いという事なのです。
賑やかでドタバタで、可愛らしい女の子がたくさん登場して、ラブコメも百合もある。まさにきらら作品の象徴的存在。
そういう感想を抱くのがこの作品なのです!