作者 | コバヤシテツヤ | 作者HP | ![]() |
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掲載誌 | まんがタイムきらら(芳文社) | 単行本数 | 4巻(連載終了) | |
Wikipedia | 二丁目路地裏探偵奇譚 | |||
チャート | ![]() |
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内容 |
探偵事務所を舞台とした自称吸血鬼の「アリス」と自称敏腕助手の「鎌神ショコラ」たちの日常を描く4コマ作品。 「探偵」と銘打っているものの、探偵らしい仕事はあまりせず、日常風景を描くことが多い。そのため、きららのサイトでは「非本格探偵4コマ」と称されている。 登場人物に自称吸血鬼の「アリス」や、人造人間の「エミリア」、ヴァンパイアハンターの「ガーネット」など、登場人物は非日常的ではあるが、それらの設定がもはやネタとしてしか扱われないくらいのコメディタッチ作品。 全員が、何かしらツッコミどころのある設定・キャラクターをしており、非常に賑やかな作品に仕上がっている。 2巻以降「エミリー」(エミリア)・3巻での「ガーネット」の登場でラブコメテイストが多くなった(元々単行本書き下ろしはラブコメ風味が多い)。 基本的にシリアスなシーンは無く、コメディとラブコメで構成され、キャラクター数も多くないため読みやすいタイプの作品。 なお、ヒロインの二人は作者のサイトの看板娘でもあり、作品完結後もそちらで活躍中(設定は本作とはちょっと違うが)。 |
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感想 |
探偵業に吸血鬼。設定自体は特殊かもしれませんが、内容は比較的オーソドックスなドタバタコメディといった印象です。 のろけを別にすれば、吸血鬼という一番特異な存在の筈のアリスが一番まともな感性を持っていますしね・・・ 特異な種族というわけでもなく、ヘタレ探偵のしっかりした(?)助手。 立場だけ見れば本来ですとショコラがツッコミでもおかしくない筈ですが、彼女が一番のボケメーカー。 時に素で、時に狙ってネタを展開させます。 それに対しアリスがツッコミます(本人もツッコミの自覚あり)。そしてノロケます。 そして、所長はヘタレです。 神父さまは渋いです(セリフの意味は分かりませんが・・・)。 基本はこのパターンで、2巻以降は登場人物が増えてさらに賑やかなことに。 とはいえ、ほぼ基本メンバーのみで話が展開される上に、所長の出番はホント少ないです。 レギュラーたちと時々ゲストキャラ(依頼主やご近所さん)。 そのため、全4巻と萌え4コマとしては長期の部類ですが、キャラクター数が増えすぎるということもなく、安定していました。 「内容」でも語っていますが、タイトルはタイトルですが探偵らしさを前面に出した作品ではありません(3巻P91にて「もはや探偵関係なし」というセリフも)。 吸血鬼らしさを前面に押し出した作品でもありません。 きらら掲載作品らしい個性豊かな女の子達によるドタバタがメイン。 探偵らしく、依頼を受けることもありますが、彼女達の日常や巻き込まれる(巻き起こす)ドタバタが主なお話。 キャラクターの個性が強いため、主にそれメインで話が展開していきますね。 上記にあるように、全員が何かしらツッコミどころのあるキャラクターですので賑やかな事賑やかな事。 特にアリスの神父様ラブののろけは定番の筈なのに飽きのこない不思議な魅力でしたし(全体的に定番ネタが多く、様々な姿で登場。マンネリにならず、かといって奇を衒わず、不思議な安定感を誇る作品でした。)。 個人的に、神父様、ええキャラしすぎ!(ある意味この作品で一番目立ってませんか?) 結構この手の渋いおじさまキャラって好きだったりします(小動物系の可愛いのも好きですが。って、私、守備範囲広いな・・・)。 んでも、きららでこの位の妙齢のおじさまキャラって珍しいですよね。 大抵学生さんメインの作品が多いですので、男性キャラは出てきても教師か父親か爺さん。 これくらいの年齢の、大人の色気のあるキャラクターはあまり見かけませんよね。 まあ、きららにおっさんばっかの作品が載っていたら異様ではありますが。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2007年10月27日 ・2巻:2008年11月27日 ・3巻:2009年8月27日 ・4巻:2010年7月27日 |
試し読み |
まんがタイムきららWeb:1巻 まんがタイムきららWeb:2巻 まんがタイムきららWeb:3巻 まんがタイムきららWeb:4巻 |
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