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ダブルナイト

作者 玉岡かがり 作者HP 仮るなてぃな倉庫
掲載誌 まんがタイムきらら(芳文社) 単行本数 2巻(連載終了)
Wikipedia ダブルナイト
チャート
内容 「ユキ」と「花音」の隣の部屋に引っ越してきたのは「稲穂」と父の「十四朗」。
稲穂は女の子に憧れられる男らしい女の子。ユキは一見可愛い女の子だが実は男の子。
男女が逆転した二人のほのぼのラブコメ4コマ。
(男の子のユキを含め)可愛いキャラクターたちによるほのぼのとした日常が描かれており、毒の無い作品。
初期は女の子なのに男らしい稲穂と、男の子なのに女の子らしいユキの対比を描いたネタが多かったが、1巻の中盤で設定がチェンジ。ユキが男の子に(正常になっただけとも言う)。
その後、再び設定が元に戻って(若干変化はあるが)・・・。さらに1巻のラストで舞台は「楓」の屋敷に移り、その後また日常へ戻り・・・
設定が変わる度にメインとなるネタが変わっていくため、ストーリー性のある4コマ作品と言える。
2巻では自分の気持ちに気付き始めた稲穂を中心に、ラブ要素が多くなっている。
感想 作者さんらしい、可愛らしいキャラクターによる毒の無い作品です。
そのため、読みやすさはばっちりのラブコメです。
反面、激しいボケは無いです。空気を楽しむタイプの作品です。
キャラクターもほんわりする子たちばかりです。
メインの稲穂は男らしい乙女で、ユキは乙女らしい男の子。この二人がお話の核になります。
そして、この二人に負けず劣らず、花音もいいキャラしてますよね。
いい子ですし、可愛くて常識のある子なんですが、時々独特なところがあって、結構その「独特なところ」が好きだったりします。
なぜかいぶきとコンビのような状態になっていて、いい感じの解説兼ツッコミになっていますし。

最大の特徴は「ぼくの生徒はヴァンパイア」同様、キャラクター達はそのままに舞台や設定、人間関係が変わっていくところ。
そのため、「順番に読むことが必須」の作品です。
連載時は、時々きららを読んでいるだけだったため、数か月に1度読む、という状態が続いていました。
お陰で読む度に設定が変わっていて、「読んでいない間にどんな展開があったんだ・・・」と気になっていました(その後、単行本で補完したわけです。基本、単行本派なので。最近は雑誌を読む機会が増えましたが)。
今回は人間関係どころか「人間自体」が変わってしまうことも。
つまり、普通の4コマよりも「ストーリー4コマ」に近い作りになっています。
勿論、各話でしっかりと話は区切られています。
それらが連なって、時に舞台が変わり、時に人間関係が変わり、時に「人間自体」が変わり。
そういうちょっと特殊な形式の作品なのです。

それにしても、いぶきはてっきり稲穂のライバルで、仲良くケンカしな・・・的な立ち位置になるかと思っていたんですが、完全に普通の女友達になっていましたね(むしろ、じぃのキャラの方が強いですし)。
単行本 発売日 ・1巻:2008年9月26日
・2巻:2010年2月27日
試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
まんがタイムきららWeb:2巻
関連項目 ●ジャンル ラブコメ ●チャート 癒し
●データ 資格(自動二輪車運転免許) ●作品研究
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●作者別 作者別作品一覧 ●各巻感想
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