作者 | 津留崎優 | ![]() |
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作者HP | ![]() |
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掲載誌 | まんがタイムきらら(芳文社) | |||
単行本数 | 6巻(連載終了) | |||
Wikipedia | 箱入りドロップス | |||
チャート | ![]() |
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内容 |
高校入学を期に一人暮らしを始めた顔は怖いけど面倒見のいい「春日井陽一」。 そんな彼の隣に住むことになった「西森雫」は学校にすら通った事がない超が付く箱入り娘。 帯に「はじめての、日常。」とあるように、何も知らない彼女にとっては日常の全てが新鮮。 見るもの触れるもの全てが輝いて見える純真無垢な彼女と保護所の春日井。 そんな2人をニヨニヨと見守るクラスメイト達。 とびきり甘くて弾けるように楽しい日常系ラブコメ。 きらら特有の王道萌え路線作品ではあるが、時折パンチ力の強いネタが入る事のある作品でもある。 |
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感想 |
きららでよく見るいわゆる「こんな純真な娘いるわけないって!」に属するタイプの作品です。 超箱入り娘で純真無垢。それを愛でたり萌えたりする作品。 ・・・だけだと当初は思っていました。 や〜・・・「萌えだけ作品」が苦手なので雑誌で真剣に追っていなかったのです。 んが、どうもそれだけではないっぽい臭いがしたもので単行本をゲット。 読んでみてナルホド、その勘が正しかった事を知りました。 今では、「なぜ雑誌連載開始の時点で追っていなかったのか・・・」です。 4コマ誌全てに目を通すようになった結果、こうやってこぼしてしまっている作品が幾つもあるんだろうなぁ・・・ それだけに、こうやってちゃんと向かい合えたのは幸運でした。 全体的には『顔は怖いけど面倒見のいい春日井君と純真無垢な西森さんと、その2人をイジる周囲の方々を描くラブコメ』。 ラブ的構図のみで言えば、西森さんが完全無自覚という事もあり「あっちこっち」の男女逆転版に近いでしょうか。 まあ、私は萌えだとかラブコメだとかには食指が動かないタイプ。 このサイトの他のレビューを見られた方ならお分かり頂けると思いますが、私にとって森羅万象は「笑えるか笑えないか」が判断基準。 ・・・正味な話、萌え系と侮っていました。 確かに全体的には西森さんの可愛さや春日井君との絡み、周囲の方々のイジりといった笑いとしてはジャブが中心。 が、時々来る独特の感性からの渾身のストレートが心地いいのです! 多くは世間知らずな西森さん絡みですが、それ以外でも不意打ちの様にズバンと。 笑い声が声に出るか否かがその作品のネタのパンチ力だと思っていますが、この作品は正味な話で「声に出るネタ」でした。 元々作品のコンセプトが笑い方向でなく、そういう渾身のストレートの数が多くないためチャートではこういう値になっていますが、1ネタの爆発力はかなり高い方ではないかと。 ・・・多分史上初だろうなぁ。この作品を「笑い視点」で検証しちゃったおかしなサイトは。 それが笑本クゥオリティ。 多分、本来は純真無垢さを愛でたりラブコメをニヨニヨと堪能する作品だと思います。 うちのレビューはあくまでも「独自の視点」であることをお忘れなく。 個人的には1巻P67の4コマ目が好きです。 そんなしみじみと・・・って。 私も近い所がありますし。1年中楽しい事を探しています。 私の場合は逆に経験が多すぎて、「一周回って楽しい」のかもしれないですが。 最終的に「なんでも楽しめるようになったら人生最強やん!」という訳の分からない理屈で生きています。 この子は天然で世の中の全てを楽しむ事が出来るんやろうなぁ。 世界は面白くて広いですねー(2012年12月号より) |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2012年4月26日 ・2巻:2013年4月26日 ・3巻:2013年5月27日 ・4巻:2015年7月27日 ・5巻:2015年6月27日 ・6巻:2017年6月27日 |
試し読み |
まんがタイムきららWeb:1巻 まんがタイムきららWeb:2巻 まんがタイムきららWeb:3巻 まんがタイムきららWeb:4巻 まんがタイムきららWeb:5巻 まんがタイムきららWeb:6巻 |
関連項目 | ●ジャンル | ・ラブコメ | ●チャート |
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●データ |
・誕生日 ・身長 ・体重 ・小冊子(単行本) |
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