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相沢家のえとせとら

作者 真未たつや 作者HP
※(年齢制限がありますのでご注意!)
掲載誌 まんがタイムきらら(芳文社) 単行本数 2巻(連載終了)
Wikipedia 相沢家のえとせとら
チャート
内容 相沢家は三人姉妹。長女でシナリオライターの「空」・次女で高校2年生の「りく」・末っ子で高校1年生の「祐海」。
姉妹や高校の級友たちを描いた、愉快でどこか温かいコメディ作品。
作中(1巻etc.8)、にて進級し、全員の学齢が一つ上がり、「城小路このえ」が新たにメンバーに加わった。
さらに作中(2巻etc.31)で、進級し、祐海が3年生に、りくは大学に進学、このえは教師になった。 ラブコメ要素や百合要素が多く入っており、やや特定の読者層を狙い撃ちしている印象がある。
また、セクシーショットがかなり含まれているので、読む際はご注意を(年齢制限が付くほどではない)。

作者にとって初の連載作品。
一時期、約2年半に渡る長期休載があったが、その後連載が再開。
ただ、基本的に6ページである事と頻繁に休載が発生するため単行本化はゆっくり。
無事完結し、最終となる3巻については『雑記』で言及しているように同人誌として出ている。
感想 先生のサイトに年齢制限をが付いていることからも分かりますように、そっち側の絵を描かれている方です。
そういうわけで(?)画力が非常に高く、絵のクゥオリティーがちかっぱ高いです。
そんなわけで、登場するキャラクターたちが非常に可愛らしいですね。
個人的にはデフォルメした時の絵が可愛くて好きです(小動物ちっくなモノが好きなもので)。

先生がそちら側の方なので、お色気ネタや百合ネタの宝庫の作品です。
初期は空さんが担当で、このえちゃん参戦後はそちらも。
ターゲットは二人とも祐海ちゃん。
んが、このえちゃんはまさに「肉食系百合ここに極めたり」。
最初からフルスロットルでしたが、どんどん加速し、もはや「城小路このえ」という一つのジャンルと化しつつあります。
出番を奪いに奪い、気が付けば空さんが普通の(残念な)お姉さんに・・・
というか、2巻では話の大半をこの子が持っていっていますね(あとがきでも2巻ではこのえちゃんに重点を置いたことが明言されています)。
1巻のラストでこのえちゃんが教師になれば・・・なんて言っていたら、ホントに2巻で教師デビュー。
他にも「ならでは」のエピソード満載。ホント、「城小路このえ」というジャンルだ・・・

「肉食系百合」と書きましたが、そういう攻めた内容が多くて、表紙の落ち着いた雰囲気からは想像できません。
勿論、いわゆる「学園ネタ」「家族ネタ」もありますが、攻めた内容が目を惹くのはやはり仕方がないでしょう。
そのため、強い個性と引き換えに、読み手を選ぶという面があります。
流石にきらら誌上でAボタンとBボタンを描いていますしねぇ(きららは時々そういう作品がありますね)。
面白い作品なんですが、読む際はそこだけは御注意を。
それが大丈夫なら、ネタもしっかりしていて画力も高いので、百合好きは勿論、それ以外の方にもオススメ作品です♪
個人的にはりくちゃんのアホな子(大阪での最大級の賛辞)なネタが大好物です。
嗜好が素敵に無敵で、表情もいつも楽しそう。
やっぱ「愛すべきおバカさんキャラ」は強いです。

それにしても、石神君(唯一の男子キャラ)はどこに消えたんだろうか・・・
雑記 最終巻が出ない作品としては珍しく、先生ご自身のご都合での連載終了。
連載の継続が難しく、この様な形になったそうです。
人気の高い作品だっただけに残念です。
というわけで、単行本に収録されていない分を「単行本未収録」に纏めてみました。
2巻とはまた違う雰囲気の「姉妹」や「家族」中心でした。
それらのエピソードを纏めた3巻が同人誌という形で先生ご自身の手で2013年夏コミで発売されました。
とらのあな様・メロンブックス様・COMIC ZIN様にも委託されました(管理人はこちらで入手)。
雑誌のバックナンバーよりもこちらの方が入手難度は低いですので、興味のある方は是非。
単行本 発売日 ・1巻:2007年1月27日
・2巻:2011年5月27日
試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
まんがタイムきららWeb:2巻
関連項目 ●ジャンル 家族モノ
百合モノ
●チャート 万人ウケ(低い)
●データ 単行本未収録
名前の規則(その他)
小冊子(単行本)
同人誌
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