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かたつむりちゃん - 2巻

1巻の続き、V.S.カシマさんと骨格標本の出陣からスタート!
初の期間限定レギュラー達のドタバタは「タッチの違う絵でのバトル」に発展。
そう、先生は「NEEDLESS」という別のバトル漫画も描いている方。
そちらでは全く別のタッチで描いてらっしゃるんですね。ええ、最初あたしも同一人物と気付きませんでした。
この作品ではネタとして「そちらのタッチ」の絵がたまに出てきます。
1巻でもそれっぽいのがちらりと出てきましたが、この2巻のカシマさん V.S. 人体模型ではそれが前面に押し出されたネタとなっていました。
そして何より・・・この2巻から、登場した妖怪たちの「リアルガチに恐い紹介」が巻末に。
本編での愛らしい姿と真逆のタッチに驚愕して下さい。

2巻では期間限定レギュラーたち続々。
しばらく絡んで交代、を繰り返します。
とはいえ、単品での登場ではなく「四代目校長と口裂け女」のように複数の妖怪が一度に出てくる形です。
そのため、かなりの数の妖怪がこの2巻では登場しています。
意外と大所帯作品?一度に登場する数は多くないですが、総数としては多いです。
この2巻では上記の「四代目校長」「口裂け女」「こっくりちゃん」「人面犬」が登場。
通常妖怪と凶悪妖怪が入り混じっています。
そして、いよいよアオイが本格的にボケに転向し始めます。
一番のターニングポイントは四代目校長との絡みでしょうか。
それまでは一応、凶悪妖怪たちとの絡みで目玉の大ボケに妖怪が巻き込まれ、アオイがそれにツッコム事が多かったです。
当然、アオイが単独でボケる事もあったのですが、それほど多くはなく、凶悪妖怪相手にボケる事も稀でした。
それが、「四代目校長が弱い」というのも大きいのでしょう。普通の人間と大して変わらないかそれ以下」のため、アオイも安心してイジれる対象。
急速にアオイが「妖怪をイジってボケる」という構図が固まっていきました。
その後に出てきたのも「人面犬」であり、彼は人間サイドの妖怪。
しかも、恐ろしいタイプではないのでアオイにとって格好のイジる対象。
「四代目校長」「人面犬」とイジる対象が続いたことでほぼ「アオイと目玉で妖怪をイジる」という構図が固定化されたのでしょう。

さて、アオイ達とは別にもう1組、先に旧校舎へ入っていたのぞみたち一行。
彼女達の役割「怪談をすることによって登場する妖怪たちを紹介する」こと。
この2巻では多くの妖怪たちが登場。
そのため、この頃はまだ出番が多かったのです。
これ以降、期間限定レギュラーの妖怪たちの出番の長期化に伴い出番がどんどん少なくなります。
新しい妖怪が出ない限りは出番がないですからね。
そして、レギュラー妖怪といえば「ゾル」と「ゲル」。
1巻では足を増やされ、2巻で口を割かれ、額に文字を書かれ、ペッたんこにされ、油で揚げられ、食われ・・・
変化を繰り返し、当初は全く同じ見た目だったんですがどんどん見分けが付くように。
それによってキャラも立ってきました。

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