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かたつむりちゃん - 3巻

「別のタッチ」がモロに出てきましたP17。
この方はホントいつでも全力でボケるなぁ。
「4コマ目がちゃんと面白い4コマ漫画を目指している」と公言されているだけあって、素晴らしい全力ボケの応酬です。

ついに登場!本作の人気キャラ「ババサレ」が登場です!
究極のイジられキャラ・・・って、妖怪ってイジられキャラ多くない?
その中でも筆頭。トップクラスのイジられ役です。
そして、トップクラスに出番が多い妖怪です。
花子一行や目玉を除けば凶悪妖怪として間違いなく最も出番の多いキャラ。
この3巻の早いうちから登場し、長期間絡み、帰って行ったかと思えば再び呼び出されます。
アオイ達との絡み自体も長かったですね。ナゾナゾを出す妖怪なんですが、「1問で1話丸々消費」なんて事もありました。
結果、のぞみ一行の出番がホント少ない・・・
「妖怪の紹介」が本業(?)ですので、絡みが長期間に渡る程出番がなくなります。
P33でネタにされていますが、それ以降さらに長期間に渡って出番が無くなります。
次の出番はP99。半年ぶりの登場=半年間ババサレ編が続いたのでした。
というわけで、この3巻での登場妖怪。
前巻から引き続きの「こっくりちゃん」「人面犬」に加え、「ババサレ」「さとる君」、ラストに「首なし地蔵」です。
ババサレ編が異常に長く、ババサレとさとるくん以外は出番がちょっとだけです。首なし地蔵はメインは4巻で。
ババサレ・・・やっぱ人気高かったんだろうなぁ。究極のイジられ役ですし、先生としても使いやすかったのかも。
そして、巻末での「きれいなババサレ」・・・もとい、「リアルガチに恐いババサレ」とのギャップよ!

上記の様に3巻はある意味「ババサレ巻」。
アオイ達一行が集団でババサレ1人をイジり倒すという本作の真骨頂!
アオイ・マイ(目玉)・フミコ・さとるの4人 V.S. ババサレ。
やべぇ、ババサレでなくても勝てる気がしない。
この辺りからアオイがツッコミをする機会が極端に減少。
元々テンション系のツッコミで、それからボケに転向。
それ以降も時にはツッコミをすることがありましたが、この辺りからすっかりボケ中心。ツッコミはババサレ任せです。
人間サイドが集団で妖怪をイジる。ツッコミは妖怪サイド。
この作品での構図が完成したバトルでした。

この3巻で本ツボに入ったのがP92の「走馬燈」を「共和党」と言い間違えるネタ。
普通のダジャレかもしれませんが、「萌え4コマでしかも全力ギャグ作品で真逆のお固い名前」がツボに入りました。
笑いとはギャップ。落差が激しい程に威力を増すもの。
インパクト絶大でした。

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