毎巻、ラストは新たな妖怪が登場して次の巻はその妖怪がメインとなるお話がスタート!
というわけで、3巻のラストで登場した「首なし地蔵」がメインとなる「首なし編」がスタート。
「首なし地蔵」だけでなく「首なしライダー」も登場。
さらに、前巻のラストで呼び出されたババサレも引き続きレギュラーとして続投。
加えて人面犬も再登場!後になってさとるくんも出てきます。
非常に大所帯での展開が続くことになります。
ただでさえハイテンションで賑やかですが、この4巻では数と個性を活かした新たなハイテンションコメディが展開されます!
そして、この4巻では懐かしの四代目校長に加え、新キャラクター「メリーさん」も登場。
ホント、賑やかだ・・・
本来は「アオイ達と凶悪妖怪たちとの激突」の筈。
でも・・・この巻のメインである「首なし編」ではバトルはしません。
偶然出会った首なしライダーと、花子に送り込まれた首なし地蔵の「首」を一緒に探すことになるのです。
・・・どんな状況だ、それは。
ここでババサレはステキなニックネームを頂戴します。「いたの」という・・・
影薄いからなぁ。
この首探しが長期化。
おまけに凶悪妖怪の筈の首なし地蔵も「首を探してもらっている」という立場上強気に出れず・・・
首なしライダーの方は元々気が強い方ではないです。
結果、アオイ達に好き勝手にイジられます。そりゃあもう。
へんてこな首をつけられては遊ばれ、首探しはそっちのけで立ち話で盛り上がったり、新連載開始したり(?)。
P57、そしてP65での謎の新連載。
こういったメタ的なネタが使い放題なのもこの作品の特有のノリだからこそ。
何でもアリのハイテンションコメディ。きららの中で最も笑いを提供してくれていた最強作品でした。
上記のように「首なし編」が長期化。結果としてのぞみ一行が一切登場しませんでした。
とうとう1巻丸々登場しないとか・・・
さらに、アオイ達と分かれてさとるくんと待ち合わせしていたフミコもその間出番なし。
まさかまさかのアオイ一行の貴重な人間が長期に渡って出番なしでした。
まあ、彼女は妖怪が見えない上にそういった類を信じていないため上記のお話では加われなかったですしね。
で、「首なし編」終了後はフミコもアオイ達と合流し、首なし2人と分かれ、そのまま「メリーさん編」へ。
実はこのメリーさん編では冒頭にある筈ののぞみ一行の怪談による妖怪のイントロが頭ではなく最後です。
なので、上記のようにのぞみたちの出番が4巻ではなくなってしまったのです。
・・・先生、彼女達の存在忘れてたっスか?
んで、メリーさん・・・久々にかなりヤバいタイプの妖怪。
そういえばそこに至るまでの「凶悪」妖怪たち、ほとんどアオイ達とまともな勝負になっていませんもんね。
何せ、まともにバトルをしたのは序盤の「カシマさん」と「口裂け女」くらい。
その後は「こっくりちゃん」「ババサレ」「首なし地蔵」「ジェットババア」と全く本来の「アオイ達を追い出す」を行っていませんからね。
ババサレは一応やろうとはしてたんですけどねぇ・・・
結果、アオイ達もどんな妖怪がやってきても全く緊張感が無い状態に。むしろイジる対象。
そこにいきなり本当にヤバいメリーさんだったわけで。
この戦いは5巻へ続きます。