可愛らしい絵と独特のノリ。
「This is 萌え4コマ」。きららの代名詞とでもいうかのような作品でした。
分かりやすい設定とファンタジーな世界。個性豊かなキャラクター達。
本作の基本メンバーの大半はこの1巻で揃っています。東支店の全員と常連さんですね。
ねこきっさはこの「東支店」ともう1つの「南支店」があり、後者はまた後ほど出てくることになります。
そして、実は「ストーリー4コマ」としての属性も持っています。
うっすらなので意識しないと分からないかもしれませんが、少しずつストーリーが進みクゥが成長していきます。
ミルクさんはその対比として「変わらないキャラ」。同じ時期に新人として入ったクゥとミルクさんの違いがクゥの成長の証なのです!
初期ですが色々変化もあります。大きな変化といえば制服が変わったことでしょうか。
最初の制服、実はかなり早い段階で切り変わっちゃってるんです。
その制服の切り替えも2話に渡って。なんか・・・この作品を象徴しているかのようなお話でした。
そして、個人的に大きいと思っているのがこの1巻ではまだルーシアがクゥとミルクさんの事を「新入り」と呼んでいること。
まだ2人(2匹?)とも入ったばかり、ってことなのです。
・・・給食着ですしね。
長い連載の中で徐々になので読みながらでは気がつかないスが、絵柄も変化してるっス。
キャラクターも当然なんですが、特に変化が大きいのは背景や小物、そして構図でしょうか。
先生の初期からの作品かつ連載当時きらら最古参にして最長寿作品。
萌え4コマの歴史とでもいうかの作品ですので、連載を続ける中で進化していったんですね。
素人目に見ても明らかにレベルアップしています!
個人的にこの作品で一番好きかもしれないネタがP20左。
こういうシュールなネタが好き。
あと、好きなネタが高確率でミルクさんが雑な扱いを受けているネタ。
P64の2本とかも好きだな〜。
特に左はサイレントの上に前フリが利いたネタ。シュールさ倍増です!
ミルクさんが被害に遭うネタはシュールなのが多いのです。
被害ではないですが、P111左とかも大好き。
「人生語っちゃったよ」というセリフがツボでした。
絵の可愛さもありますが、私としてはやはりこの作品のネタに惹かれます。
当然絵も可愛らしいですよ♪
その両方があるからこその長期連載だと思いますし。