8年半に渡るきらら、そして萌え4コマの歴史にもついに幕引きの時。
正直、この作品が「そろそろ最終回が近いかも・・・」という時は毎月ハラハラしていました。
きらら無印で当時最も好きだった作品でしたし、最古参作品でしたし。
これだけはずっと続く・・・とすら思っていましたから。それくらい私の中での「きららの象徴」的な存在でした。
見た目も設定も「This is 萌え4コマ」で、読んでいても楽しい作品。
半年ほどしてから先生の新作がスタートしましたが、しばらくこの作品の印象を引きずってしまったのは仕方がないですよね?
あと、その新作は時々休載したりページ数が少なかったりしました。当初は。
実はねこきっさのこの6巻辺りから時々休載したりページが少なかったりするようになっていました。
先生、この時期体調崩されていたんでしょうか?
基本ドタバタです。そりゃもう99%は賑やかなドタバタ。
でも、時々いい話も。
で、珍しくこの6巻にはしんみりしたお話もあります。
レギュラーメンバーの家族や昔話は結構頻繁に出ますが、唯一ミルクさんだけはそれが今まで語られませんでした。
何故彼女は猫なのに喋る事が出来るのか。
この巻の巻頭描き下ろしでも触れられたミルクさんの過去に触れたお話があります。
珍しく切なく、大オチのない話でした。
そっか・・・ミルクさんの人間Ver.の姿はこの時の記憶が元になっていたんですね。
最終巻という事でこれまでの伏線回収を含めて物語が一気に進行します。
とはいえ、前半は通常営業。
物語が動くのは後半から。
具体的にはP83でのオーナー登場からです。
これに関しては私がとやかく言うより読んで頂くのが一番。
兎に角、ここに至るまでのクゥの成長。その成果を見てあげて下さい。
P90では身長も伸びている事が語れていますが、体だけでなく中身も立派な「ねこきっさ」にとって欠かすことの出来ない戦力。
ゆっくりと描かれた彼女の成長、その全てがねこきっさを救います!
最終回間際ではクゥを始めねこきつメンバー達の成長具合がよく描かれていますよ♪
・・・約1名を除いて。
はい、「変わらない存在」。それがミルクさんの存在意義ですので。
最後に、好きなネタシリーズ。
今回はいつもの被害者ネタではないものから。
P24/25の4本。その意外性にグッジョブを捧げるっス!
この回は久々の(ホント久々)のお店の中の通常営業でのネタ。
しかもこういう普段と違う角度からのネタが満載ですごく楽しかったです。
その次の回も割とそういうネタ多めで、この辺りで若干作風が変わって来たのかな?という感じもしました。
定番ネタで言えばやはりP35左。
ミルクさん被害ネタは外せません。
あと、個人的に好きなのはP53の2本。
右はミルクさんの自爆ネタで定番ですが、左は完全に意表を突くタイプのネタ。
「フリが利いている」「3コマ目と4コマ目の落差」「最後の1本でこのネタ」
三拍子揃ったネタでしょう。
まあ、最後の最後にこのネタの紹介だけは避けて通れないでしょう。
この作品を象徴するネタ。
P59左。
最強の『アヴァロン・ミート』ネタをご紹介して、この作品の感想を締めたいと思います。
うん、このネタがこの作品の総決算のような気がします、はい。