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ふーすてっぷ

作者 岬下部せすな 作者HP
掲載誌 まんがタイムきらら(芳文社) 単行本数 1巻(連載終了)
Wikipedia ふーすてっぷ
チャート
内容 施設に預けられることになった「風」は実は元暗殺者。
暗殺のプロフェッショナルだがそれ以外の知識は全くのゼロ。
そんな風を更生させ、社会に出れるようにと教育担当を任されたのは「鉄平」。
風がステップアップ(新しいことを憶えていく)する度に押されるスタンプ、略して「ふーすてっぷ」が溜まる度、風の知らなかった世界が開けていく。
作者特有の愛らしいキャラクター達によるほのぼの日常系暗殺者更生4コマ。
途中からさらに「伝」という元諜報部員の少女も加わり、非日常的な能力と感覚を持った少女たちによるほのぼのな日常は加速する。
タイトルにもあるように、メインとなる風、そして伝のステップアップ(成長)がメインとなっており、話が進むにつれて彼女たちが成長していく姿がコミカルに描かれる。
舞台が児童施設であり、鉄平や園長の「江崎こころ」を除くと登場人物の大半が子供ではあるが、名前のあるキャラクターは「桃花」のみで、風・伝・鉄平・こころの4人で話が展開されることが多い。
感想 やはりこの方の作品は癒し系ですね。
内容も画風も優しい作品です。風ちゃんの元職業以外は・・・
元暗殺者だけど、とっても純真な風のズレた感覚がネタの中心ですね。
どこから仕入れたのか余計な知識もこの手の作品では定番ですよね。

笑い目線で見ると、それほど特徴の強い作品ではないです。
この手の作品(ずれた感覚のことその保護者によるコントな日々の作品)で出てきそうなネタがメインで、4コマ作品としては平凡クラス。
キャラクターの個性もそれほど攻めた印象は受けません。
ただ、やはり癒される作品、というのが一番の印象。
元暗殺者という設定でありながら(後半は更生が進み、朴念仁を除くと普通の子になってきているのもあるのですが)、癒されるほのぼの作品というのは流石は先生、といったところでしょうか。
この方らしい作品、です。

にしても、私ってば朴念仁キャラに弱い気が・・・
朴念仁キャラは大抵ハイスペックな事が多いというのにも一因があるとは思いますが。
多分、私は朴念仁キャラとハイスペックキャラの両方が好きなんでしょう。
で、その両方を兼ね備えていれば・・・ね。
この風ちゃんもそう。普通とは違った「暗殺スキル」という点ではありますが、度を超えたハイスペック。
そして作中で成長し、料理もハイスペックに!
おまけに心は真っ白なキャンバスなので純真。
この作品のタイトルにもなっている彼女の存在が最大の魅力であり、作品の面白さそのものです。
雑記 P57左4コマ目のAAは岬下部せすな先生のファンなら勿論分かりますよね?
そう、「悪魔様へるぷ☆」のルルーです。
思いもかけないところでの共演で、ちょっと嬉しかったです(設定上、他の作品との共演が難しいと思っていた作品ですので)。
単行本 発売日 ・1巻:2008年4月26日 試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
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