作者 | 岬下部せすな | 作者HP | ![]() |
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掲載誌 | まんがタイムきらら(芳文社) まんがタイムきららキャラット(芳文社) |
単行本数 | 3巻(連載終了) | |
Wikipedia | 悪魔様へるぷ☆ | |||
チャート | ![]() |
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内容 |
教会でシスターとして暮らすルルーは実は悪魔。可愛い姿に黒い羽と尻尾(カラーではダークグリーンで描かれることもある)。 でも、見た目は悪魔でもごくごく普通の女の子。むしろ周囲の人たちと比べるとルルーの方が常識人(その上清純)? 教会を舞台にちょっと個性的なシスターたちの日常を描くほのぼのハートフルコメディ。 頻繁に聖職者らしからぬ言動が見られ、基本的に常識人が苦労をしょい込むようなネタが多い。 だが、基本はハートフルな作品であり、(唯一の男性キャラであるクリムを除き)誰かが不幸になる話は無い。 作者特有の愛らしい画風と、他の作品以上に個性の強いキャラクターが特徴。 そのため、作者の他の作品よりもコメディ色と萌えが強い印象を受ける(掲載紙がきららであるということもあるが)。 作者にとって初のオリジナルキャラによる4コマ作品。そのためか、連載初期と1巻終盤以降で若干絵の違いがある。 |
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感想 |
実は先生の他の作品とはちょこっと気質の違う作品。 先生の作品といえばほわっとした世界で、基本的に被害者のいないタイプの穏やかな作風が特徴。 (コマ割りの「S線上のテナ」の様に激しさを兼ね備えた作品もありますが) んが、この作品は唯一の男性キャラのクリム様(神父様)が不幸引受人。 おまけにどんどん影が薄く、卑屈に・・・ クリム様、頑張って下さい。色々と(植物マニアキャラとして個性は付きましたが)。 ただ、大阪人としては「おいしいなぁ」と思ってしまうのですが。 考えてみれば、先生の作品で、ダークサイドが強く出ているキャラクターがメインキャラの中にいる作品は、この作品しか思いつきませんね。 で、そのダークサイドというのがタイトルの「悪魔様」ではなく、人間のシスターさんだったり(シスター・マリーを筆頭に)。 むしろ悪魔の筈のルルーは「純真さの象徴」の立場。 その対比もよく描かれます。 色々な意味で、他の作品とは違う臭いがします。 でも、やっぱり基本は癒しの作品ですよん♪ 個人的にはスチカさんに一番癒されます。 3巻P17〜では新境地開拓? スチカさん、頑張って下さい。色々と(不憫なところが個性でもありますが)。 登場人物は途中で執事の「ユン」が準レギュラーとなる以外は一切増減無しです。 きらら作品としては珍しく、3巻に渡る作品でありながら新キャラによるテコ入れが無い優秀な作品です。 3巻P111左3コマ目、これは真実です。 20歳を超えたら誕生日は消滅します(年齢という概念も無くなると私が勝手に決めています)。 3巻からは各話の間に一枚絵の後日談がたまに挟まるようになり、この方の作品(4コマもコマ割りも)の恒例となっています。 |
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雑記 | 先生の「S線上のテナ」というコマ割り作品がきららフォワード上で連載されていました。 その中でちらりと「ことゆいジャグリング」や「えすぴー都見参!」のキャラクターが登場していました。 ですが、流石にこの作品だけはゲスト登場は無かったです。 まあ、設定が設定ですしね(それ以外の作品は実際の日本が舞台ですので)。 ただ、ゲスト出演があるということは、またいつかルルー達もどこかで顔を出してくれるかもしれませんね。 楽しみにしています。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2004年9月27日 ・2巻:2005年6月27日 ・3巻:2006年7月27日 |
試し読み | まんがタイムきららWeb:3巻 |
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