作者 | 岬下部せすな | ![]() |
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作者HP | ![]() |
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掲載誌 | まんがタイムスペシャル(芳文社) ※単行本は「まんがタイムKRコミックス」として刊行 |
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単行本数 | 5巻(連載終了) | |||
Wikipedia | えすぴー都見参! | |||
チャート | ![]() |
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内容 | 大財閥の御曹司、「大蔵直人」のSP「五条都」は小さくて可愛いが剣の達人。 子供っぽいところも多々あるが、立派に主を守る頼りになるSP。 初期は主に直人と都の関係性、特に都の剣の腕前と子供っぽさを対比したようなネタが多かったが、次第にサブキャラクターにもスポットが当てられるようになっていく。 特に2巻の「神宮寺雪」参加後は、恋愛に疎い二人と積極的な雪による不思議な恋愛模様も主なネタとなっている(雪は自分の気持ちに気付いていない都を出し抜くつもりがないので、二人をからかうだけ。もっとも、雪の出現でほんのり都の気持ちの変化が描かれるようになる)。 また、初期は1本目は必ず直人と都の関係性を説明するネタであった。 サブキャラクターに関しては、多くは早くから登場しているが、名前やキャラ付けが後ほど行われていくパターンが多い(1巻あとがきで名前すらない事がネタになっている。実際、多くのキャラは3巻になってやっと名前とキャラ付けが与えられた。)。 可愛らしい女の子と、心が優しくなれるようなネタと画風。特定の層を狙わない作風が感じられる。 タイム系列の中できららに近い雰囲気のあるまんがタイムスペシャル掲載のためか、どちらの雰囲気も感じられる作風。 なお、単行本はきららレーベルで刊行された。 |
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感想 | どのキャラも愛らしいです♪ 温厚で気づかいの出来る直人、小さくていつも一生懸命な都、明るくて恋にも正々堂々の雪。 他のキャラクターも愛すべきキャラたちばかりです(強面なのに都とワンニャンに甘いSPの皆様とか)。 あと、この作品の登場人物はほぼ例外なく動物に弱い・・・(あ、私もです) お陰で、安心してのほほんとした気持ちで読める作品です。 多分、この作品にアレルギーが出る人はまずいないんじゃないでしょうか? 何せ、恋のライバルの筈の二人が仲良くショッピングしているような作品ですから♪ この方の作品はいつも心がほっこりする作品ですね♪ 初期は都の小ささや可愛さと剣士としての腕前の対比や可愛いモノ好きや百面相が主なネタでした。 直人もその頃は「御曹司っぽくないものの温厚で優しいごく普通のツッコミサイド」くらいの立ち位置でした。 やがて連載が続き、いつの間にやらキャラクターが増え、そのキャラクター達に名前が与えられ、個性が付いていきました。 そうする中で、直人も優しくてぽやんとしながらも芯のしっかりした男になっていきました。 都も様々な個性を見に付け、キャラクターとしての厚みが増していきました(やっぱり根は変わらないですが)。 この「連載が続くうちに作品の雰囲気や根っこはそのままにキャラクターに深みが出る」のが最大の特徴です。 特に大きな変化は直人の友人のメガネ君こと「並木洋平」でしょう。 ごく普通の友人キャラで、喜怒哀楽もそれなりに大きかったんですが、いつの間にやらクールキャラに。 雪さんとセットで登場することが増え、作中の一角を担うようになってきました。 それにしても、大蔵さんちはしょっちゅう泥棒の侵入を許しているような・・・(2巻P30右の2コマ目の直人のセリフから、頻繁に侵入者がいるようですし。同じくP50の左で“侵入者撃破数”についての話があるので、かなり頻繁に族が侵入してるんですね) 最近では珍しくなってきた各ネタが独立しているタイプの作品ですが、その中で上記のキャラクターの深みなどもあり設定が徐々に変化していくタイプの作品です。 また、作風のため、あまり激しいネタや笑いといったものがないため、全体的に大人しめの印象ですね。 そのため、温かいネタや優しい雰囲気を味わう作品、という印象です。 この作品のキャラクターたちの毒のない笑顔を見ていたら、癒されること間違いなしです(40歳子持ちの男性の笑顔ですら癒しにする作品です)。 登場人物全員がホントにまっすぐで見てて気持ちのいい人たちばかりですよ♪ ちなみに、単行本が「まんがタイムKRコミックス」で刊行され、同作者さんの他の4コマ作品がきらら系列だったり、「S線上のテナ」がフォワードで連載されていたので、てっきりきらら作品だと思っていました。 |
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雑記 | 2巻P64のサーカスは同作者さんの「ことゆいジャグリング」の「山吹小鳥」ですね。 ちなみにこの作品は「きららキャラット」で連載されていたので、純血(?)のきらら作品です。 |
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さらに雑記 | 作者さんのきららフォワードでの連載作品、「S線上のテナ」をご存知ですか? 実はこの作品に都がちょこっと出演しているんです。 1巻P140、話の間の小ネタの様なコーナーで両作品のヒロインが御対面。 ファンとして嬉しい一コマでした♪ |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2006年3月27日 ・2巻:2007年8月27日 ・3巻:2009年5月27日 ・4巻:2011年2月26日 ・5巻:2012年8月27日 |
試し読み |
まんがタイムきららWeb:1巻 まんがタイムきららWeb:2巻 まんがタイムきららWeb:3巻 まんがタイムきららWeb:4巻 まんがタイムきららWeb:5巻 |
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