作者 | 岬下部せすな | 作者HP | ![]() |
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掲載誌 | まんがタイムきららキャラット(芳文社) | 単行本数 | 1巻(連載終了) | |
Wikipedia | ことゆいジャグリング | |||
チャート | ![]() |
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内容 |
成績優秀だが人付き合いの苦手な「高城唯」。 そんな唯の家の隣の空き地にやってきたのはサーカスの娘「山吹小鳥」。 天真爛漫な小鳥と接するうちに、唯の心も次第に変化していき・・・ 不器用な娘たちのハートフルな日常を描くほのぼのサーカス4コマ。 同じく人付き合いの苦手な「桜坂ひるね」も登場し、何かと難儀な体質な二人と人懐っこい小鳥の一風変わった交友関係が特徴の作品。 タイトルに「ジャグリング」とあるが、サーカス的な要素は序盤と終盤のみ(途中もちらりほらりとは出るが)で、主に二人(+ ひるね)の交友が描かれ、日常や学校での出来事が主な内容。 終盤では唯と、とある不器用な少女とのお話になる。 不器用ながらもゆっくりと、確実に歩き出す少女達の出会い・友情・別れ、そして・・・再会の物語。 |
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感想 |
先生らしいほのぼの作品です。 「ふーすてっぷ」や、ストーリー作品の「S線上のテナ」でもそうですが、感情豊かなキャラクターと人付き合いが苦手であったり、表情が硬いキャラクターとの不思議な関係を描かせたらピカイチですね。 やはりハートウォームな作品です。 そのため笑いはごく普通の作品といった印象ですが、感動と癒しは多めです。 絵も先生特有の癒されるものですので、感動や癒しを求められる方にはぴったりの作品だと思いますよ。 特に終盤は、不器用な三人(二人じゃないんですよ)がそれぞれなりに手を伸ばし、心の距離を縮める展開に。 コメディベースですが、コメディよりもハートウォーム色の強い作品というのが全体的な感想です。 恐らくこの作品の一番の特徴は、ヒロインの唯の変化、でしょうか。 人との関わりを持たなかった(持てなかった)唯が、小鳥との触れ合いを通じて徐々に変化。 作品を通して(短いですが)彼女の変化と成長(恐らく、その変化の対比として「変わらないひるね」が描かれているのかと)。 そして既出ですが、不器用な三人の繋がる友情。 せめてもう1巻分くらい続いて、その辺りをより深く描けたらまた別の印象を受ける作品になっていた気がします。 ハートウォームな作品はやはりある程度長期連載でないとその魅力を最大限に発揮しにくいですよね。 あまり関係ないですが、カバー裏の成長したひるねさん、服装もあるんでしょうが、「えすぴー都見参!」の雪さんに見えて仕方がない・・・ |
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雑記 | 「S線上のテナ」という作品をご存知ですか? きららフォーワードで連載されていたせすな先生のストーリー作品で、全9巻まで連載された人気作です(完結済み)。 その2巻P85で唯と小鳥がちらりと出演しています(2コマだけですが)。 4コマではないので当サイトではご紹介しませんが、「S線上のテナ」も面白いので興味のある方はどうぞ〜♪ また、「えすぴー都見参!」の2巻P64に登場するサーカスは本作の小鳥ですね。 逆に、本作のP63左3コマ目には「えすぴー都見参!」の都が出演。 こういう出演はファンにとっては嬉しいですよね(複数作品を同一出版社で持っている方ならではのネタですが)。 |
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さらに雑記 | ホントはトップページのつぶやきで紹介しようと思ったのですが、先生公認みたいなので、ここでご紹介。 ファンの方が作成した作品なのですが、せすな先生がそれを気に入ってご自身のサイトからリンクを貼ってらっしゃいました(現在は貼っていないようです)。 実質的に公認動画、というわけですね。 結構ネタバレなので、ご視聴の際はご注意を。 |
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単行本 | 発売日 | ・1巻:2007年5月11日 | 試し読み | まんがタイムきららWeb:1巻 |
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