不条理系最強。先生のデビュー作にして代表作。
「メイド」という概念をここまで覆した作品を私は他に知りません。
当初は読み切りだったとのことで、実はメインキャラで最初から登場していたのはチェコちゃんだけ(ヤクザさんらは出ていましたが)。
設定も違い、当初は学校ではなくメイドとしての活動を描いていました。
まあ、その時から不条理全開でしたが。
ま○○○の登場は第3話から・・・って、ホント、この子はどう呼べばいいでしょう?
取り敢えず、ここでは「アホ毛」とでも呼びますか?「間宮海峡」でもいいですが(1巻P99より)。
定番の名前ネタは1巻P57にて初登場します。
それ以降、最終回までまともに名乗らせてもらえず・・・
名乗ろうとするとその相手が酷い目に会うのが定番ですが、最初は相手がチェコちゃんだったため、酷い目に会うのはアホ毛の方でした。
少しずつ新登場という形でレギュラー達が揃っていきます。
悲しき忘却キャラのナチ子も早いうちに登場し、そして忘れ去られます。
ミゾレも1巻で登場。
舞台が本格的に学校に移るのは彼女達が登場した後の1巻P72以降です。
結果として、「メイド」って設定どこ行った・・・・(1巻P89より)
気が付けばみぞれの頭についている不思議生物「なかいまさひろ」もお馴染に(後に「ダンディ坂野」に改名)。
その後、カナトが登場。
カナトも当初はヤンキー設定だったんですが・・・
結局「釘バット」と「必殺技」と「エロス担当」が定着していきます。ヤンキーキャラどこ行った・・・・(アホ毛に普通に拳でツッコまれてますし)
最初はチェコちゃんと番町の座を争ったりもしていましたが、まともな戦いにはなる筈もなく。
メイドってなんだったっけ・・・・(1巻P110より)
2巻に入ってレオが登場。
西村は・・・一応単体キャラとして扱うべき?
そう、学園モノとしては非常に珍しく、レギュラーが1人ずつ加盟してくとっても不思議なスタイル。
先生といえばエロスネタが定番ですが、この作品の初期は実はそういった要素はほとんどありませんでした。
この作品の中で目覚めていった・・・という感じです。
少年誌ですしねぇ・・・
多分、2巻で保健医が登場したあたりからなんでしょうね・・・
ただ、この作品に関してはエロス比率はかなり低いです。
先生の作品でこの作品が一番好きなんですが、その辺りが一番大きい要因です。
不条理さも群を抜いていますしね。