長かった彼女達の物語もとうとう終了。ラストの5巻です。
この5巻ではキャラクターの追加投入は無し。個性豊かな彼女達の賑やかな日々をご覧あれっ!
あったかパンツ最終章!
「母ちゃんが娘の尻が寒かろうと夜なべして編んだんじゃ!!
それ以上のぬくもりがあるかーっ!」
まさに至言。そして、むつははだからこその言葉。
なんかもう・・・穿けばいいと思う。そして、ホントに穿いてるし。
そのお母様、ホント自由なお方。
漫画の世界では「大人が娘の制服に袖を通す」のはお約束なんでしょうか?P113にて年齢を考えない行動を。
多分、P114のひよの反応が(若干大げさですが)正常なんでしょうね。
時々出てくる素敵なフレーズ。
P21の「それはただのよく冷えた惣菜だ!」というフレーズがステキすぎ!あと、そのバックのふみの羨ましそうな表情!
P55の「ひよちゃんには誰にも負けない・・・何かがある!!」も至言!
冷静に考えれば
「一件完璧超人だけど感性が個性的過ぎる」という特性のふみ、
「運動神経だけは良い全力おバカで愛すべきアホの子」のむつ、
「純真で騙されやすいおバカ2号」のかやの、
「優等生で拘束にがんじがらめ」おにんちょ。
みんな飛び抜けた(?)個性を持っている中、ひよは確かに「これ!」という武器がないのです。万年ダイエッターくらい?
あとは周囲に対するツッコミとふみに対する謎の幻想(P95とか重症だぁ・・・)。
ただ、ここで言われているるように「自意識」というのもありますが、作中ではそれほど強く描かれていません(本人無自覚で「霊感がある」というのがありますが滅多に出てきませんし)。
ダイエットもこの後くらいから「アイドル」というワードとのセットになります。
その時のテーマが「おとなになったら」。
その次でもかやの未来について大きな出来事が描かれ・・・
最終回に向けてこの辺りから準備していたのかな?という気がします。
というわけで最終回を含めラスト近辺は「進路」がテーマになっていました。
あまり意識されませんが、作中で2度進級して連載開始当初は1年生だった彼女たちも3年生。
それぞれの道を歩いていきます。
実はむつに関してはこの作品の後日談があります。
それは先生の「月刊なかとば」という作品(非4コマ)。
この作品は女性2人の漫画家コンビを描く作品。その中で先輩漫画家として登場するのです!
大人になったむつの活躍が気になる方は是非是非そちらも読んでみて下さい♪