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もうすこしがんばりましょう

作者 山口舞子 作者HP
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掲載誌 花とゆめ(白泉社)
ザ花とゆめ(白泉社)
ヤングアニマル増刊あいらんど(白泉社)
単行本数 5巻(連載終了)
Wikipedia もうすこしがんばりましょう
チャート
内容 3誌かつ、約4年の長期に渡ってって連載された作品。
女子高生3人グループを中心とした日常を描く脱力系漫画。
過激であったり、現実にあり得ないような描写は全く見られず、ごくごく普通の日常を描いた作品。
そのためクセは強くなく、万人ウケしやすい印象を受ける。
当初は設定が決まっていない部分が多いままだったため、ふわふわした印象があったが、キャラクターが固まってきてからはそれらを生かしたネタが多くなっている。

初期は4コマ漫画(1ページ1本のワイド4コマスタイル)であったが、途中(かなり序盤)から1ページ漫画(1ページ目のみタイトル+4コマ)という形態になった。

本作の1巻は作者にとって初の単行本である。
感想 脱力系女子高生4コマ漫画、この一言に尽きます。
と言いますか、ホントに高校生か?というような行動をしてくれますね、この子たちは。
途中から(と言いますか、かなり初期の段階で)1ページ漫画になったため、このサイト(4コマ漫画専門サイト)で紹介していいものかどうか悩んだのですが、まあ、面白いからええやん、という判断に至りました。
ええ、楽しい内容ですよ。私好みの作品の例に漏れず、個性豊かなキャラクターが所狭しと走り回ってくれます。
個人的にふみのキャラクターが大好きです。
才色兼備で一見するとドライで完璧超人。なのにお茶目な性格♪
それにかやのも楽しいですね。まー!
すぐに人の言う事を信じちゃう愛すべきおバカさん♪(あまりにもおバカさんなため登場を制限されたそうです)
キャラの魅力が最大の武器ですね、この作品は。
にしても、ホントに高校生なのだろか・・・彼女達は。
中学生くらいにしか見えない(その行動が。あと見た目も?作中でも私服のむつが「小学生に似ている」と言われたり。4巻P5なんか、中学生を飛ばして小学生低学年の行動・・・。ママさんとセットで、ホント楽しそうな家庭だなぁ。)。

掲載誌が少女漫画誌ということもあるんでしょうが、兎にも角にも読みやすいです。
クセも無く、さっくりと読めます。
1話が3ページないし4ページと少ないため、話のテンポが早いのも特徴です。
また、少女漫画らしい女の子達の言動(独特の感性や女性作者ならではの描き方)がほっこりします。
3巻P5やP98なんかはもう女の子らしい女の子達の日常とでも言うべきか・・・
「実際こんな感じ」な日常です。
クスリとしてしまう、ちょっと離れたトコロから見ていると楽しい、そんな日常がギュッと詰まっています。

笑本名物の勝手にWikipediaです。山口先生の4コマ作品の記事は全て私発進なのかな?単行本と登場人物の解説はそちらをご覧下さい。
雑記 先生の作品では珍しいのですが、実はこの作品のとあるキャラが他の作品にも出演しています。
とはいえ、実はその作品は4コマではありません。
本作のメインキャラである「むつ」はラストで夢だった漫画家になりましたが、2人でマンガを描いている漫画家さんを描く「月刊なかとば」という作品にこのむつが登場します。
そう、「漫画家友達」として。
本作の時の様に無邪気でマイペースのまま。
中鳥羽の2人よりちょっとお姉さんらしいです。
「鬼んちょ」という単語も出てきて私大喜び♪
「月刊なかとば」は4コマ漫画ではありませんが、ライトでコミカルな内容で本作と同じように先生らしい雰囲気。
それにラブコメ要素が加わっております。
単行本 発売日 ・1巻:2005年4月19日
・2巻:2005年11月18日
・3巻:2006年10月19日
・4巻:2007年10月19日
・5巻:2009年2月19日
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