超長期連載の始まり。というわけで、初期は画風が今の先生とちょこっと違います。
物語のベースとなる作風はこの頃に既に確立され、精いっぱいの愛情のいちこと、それを大人のスルーでかわす光太の構図は最初からフルスロットル。
ヒナちゃんも早いうちから登場し、2巻の頭でニコも登場。不思議な恋愛模様のベースが固まっています。
実は第一話の時点では光太の名前は不明で、第二話でさらっと登場しています。
連載が当初は不規則だったことから、ゲスト掲載だったのでしょうか?また、単行本収録時には再編集されていますので、話の順番も不明です。
2巻で太刀花先生&さえちゃん親子も登場。
さえちゃんはいちこやニコと一緒にいる時と太刀花先生といる時とでまた違う顔を見せてくれます。
この親子、微笑ましくって完全にツボです。
この作品の特徴の一つとして話が進むにつれて登場人物が増えていくこと。
連載期間も長いですので、当たり前っちゃ当たり前なのですが。
その誰もが愛すべき魅力たっぷりのキャラクター。
そして、単体での活躍以上に他のキャラクターたちと掛け合わした時の化学反応がまた魅力的♪
ちなみにお馴染の「いちこすぷれ」は1巻P57が初出。
それ以前からコスプレはしていましたが、言葉として登場したのはこれが初。
それ以降、今日に至るまで多くの作品で「○○こすぷれ」という言葉が登場しています。
そして初登場と言えば、実は後々レギュラーとして登場する前坊も1巻P79の時点でモブキャラとして登場していたりします。
さらに、本編とはまた違うテイストの作中アニメ「パンダ子ちゃん」。
そのシュールな展開でひときわ存在感を放っていますが、これもまた1巻の時点で登場しいきなり全力。
この作品、可愛らしさや心のあったかくなる話が魅力的ですが、笑いのレベルもすんごく高いです。
其れゆえの超長期連載。
最初から絶好調の面白さです!