いよいよ超長期連載のラスト。
ここではいつもの日常と、これまでの伏線の回収が並行して行われます。
まずは前坊とスージー。
ついにスージーの元の主人の手掛かりと、それに伴う前坊家の再会・和解。
そして・・・一行はスージーの主人のもとを訪れるためにカナダへ!
9巻にて二人の旅路は無事完結。二人は真のベストパートナーに。
10巻ではついに光太達の物語も大きな局面を迎えます。
そのきっかけになるのは再び毬望。
彼女も彼女で奥手ですが、様々なきっかけと周囲の後押しで光太に告白。
そして、それをきっかけに全員が自分の気持ちにまっすぐに動き出します。
光太、ヒナ、毬望。そしていちこたち。
ラブコメ作品は多いですが、作中でカップルが成立する(特に主人公)作品は珍しいです。
その後は正式に恋人同士として・・・。さて、光太が誰と結ばれたのかは本編を見て下さい♪(や、言わなくても分かるとは思うんですけどね)
色々と大きな動きはありますが、お話の大半はいつもと同じ日常。
みんながいて、賑やかで、ドタバタな日々。
でも、終盤(ホントに終盤。10巻でもそのほとんどは賑やかな日常のお話です。)でヒナとその体質の秘密が明らかになります。
それがいちこに大きな決心をさせます。
「マジカルベリー」
持ち主の愛情で育つ魔法の植物。
食べた者の願いを叶える代わりに鉢と共に妖精は主人のもとを去る。
妖精・持ち主は互いに関する記憶の一部を失い、再び同じ主人のもとにその鉢が戻ってくることはない。
「マジカルストロベリー」の妖精・いちこの最後の選択。
そして、それからの物語・・・
ページをめくる全ての人が幸せな気持ちになれる優しい物語の結末。
是非とも皆さん自身の手で彼女達の愛情の全てを受け止めてあげて下さい。