1巻のラストでアキ&アヤノのコンビが加わり、本格的に6人体制となっての2巻。
アキは割といるタイプかもしれませんが、アヤノは結構珍しいタイプのキャラでは?
優等生に見えて抜けている・・・というキャラは多いですが、女王様に見えるのに相当なボケメーカーというのはあまりいないタイプです。
感性がズレているだけ、というのであればいるかもしれませんが、自ら積極的にボケますし(微妙な内容で)、P35のように突拍子もない言動をしたり。
本来であれば間違いなくツッコミが必要なキャラなのに相方がパニクるタイプのアキ。
危険な組み合わせだっ!
実際にアヤノの突然のボケや天然にアキが思考停止を起こすシーンも多いです。
こういうネタも珍しいですね。
そして、こういう突拍子もないボケを繰り出す人とあまみのような子が組み合わさると・・・?
P88などがまさにそんな感じ。
特有の世界を作り上げるわけです。
1巻の感想でも触れたまぁたんの呼称に対するこだわり(気持ちは分からないでもない)。
P56〜 でそれを改める機会がやってきます。
こういうのって意識して改めようとするとすごく気恥ずかしいものですが、それがモロに描かれていました。
やっぱりまぁたんは等身大だなぁ♪
そして、P84左の「言っちまった」。
自分が肉食系ではなく「愛されガール」だと発言してしまった際の心の声なんですが、そりゃそう思っちゃうわ!というこの一言。
ついぽろっと出てしまった言葉に対する後悔。そしてその後の取り繕い。
P107ではさとぽんがノートに小話を書いていて呆れるも、内容が恋愛巨編と聞いて興味を惹かれたり。
彼女のネタはホント「あるある」という感じです。
上のさとぽんの小話で「かわいそうなぞう」が登場し、さとぽんが作者である土屋由紀夫の本を求めます。
・・・アホの子ですが、なぜかこういうことには詳しいのね。
他にもこの作品、意外と難しい言葉やちょっとした知識が出てきます。
エアコンの正式名称やアロハやロハス、胡蝶の夢などなど。
その一方で「犯人はヤス」も。
後者に関してはやっぱりぱれっと姉妹誌やなぁ♪という感じですが。
なんにせよ、知的な要素も含んでいる一面もあるってことなのです。
この作品は読み返す度に「またこういう感じの作品、連載されないかな」と思う作品。
読んでいて心地がいい作品です。