1. トップ
  2. レビュー
  3. ぱれっと
  4. 氷室の天地 Fate/school life
  5. 4巻感想

氷室の天地 Fate/school life - 4巻

前回大きなダメージを受けて傷心の氷室さん。
ネタバレしますと、この4巻は氷室の復活までを描きます。
本格的なリベンジへ向け、日常やイベントを挟みながら一成との因縁の中でも氷室の劣勢時代を描くのです。
実は私がぱれっとを読み始めたのがこの時期。
そのため、「直前の2人の因縁」を全く知らないまま氷室がなぜか一成に怯えている姿を見ました。
ま〜・・・そりゃ頭の上にクエスチョンマークが出ますわな。
4巻ではこれまで以上に以前の話が重要な要素になっており、氷室のトラウマに関するエピソードがふんだんにあります。
あちこちで震えたり調子を崩したり逃げ出したりする氷室が・・・
4巻の最大の特徴はやはりその点でしょう。

時間がゆっくり流れますが、学生というのはイベントがたくさんあって退屈しないものですね。
連載のスタートは氷室たちが2年になった春からスタート。
4巻になってようやく2学期のスタート。イベント盛りだくさん(P31参照)の2学期です。
わずか数カ月が3巻以上とは・・・どれだけ詰まりに詰まった1学期&夏休みだったのか・・・
まあ、一気に時間が進むと原作での英霊たちのバトルに突入しちゃいますもんね。
とはいえ、この4巻でもバトルに絡む話。そう、「英雄史大戦」でのバトル。
巻頭描き下ろしとその直後のエピソードはそれについてです。
3巻のラストでの氷室 V.S. 一成の感想戦。
一成が使った武将たちは誰だったのか?なぜ氷室は負けてしまったのか?一成の張り巡らせた数々の罠とは?
一方でちゃんとこれまで通り日常やイベントも描かれます。
節々でトラウマを引きずった氷室が垣間見えますが。
そのイベントで一番大きなのは体育祭かな?
とはいえ相変わらず氷室の失策は続きます。加えてトラウマ。
ある意味、呉学人としての本領発揮?

様々な意味でこの4巻は「傷心から復活までの最も弱った氷室」を描く巻。
逃げたり調子を崩したりする氷室をお楽しみください。

戻る