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氷室の天地 Fate/school life - 5巻

何かと盛りだくさんで大盛り上がり!皆様納得の5巻です!
ストーリーとしても企画としても最もにぎやかなのがこの5巻。
まずはストーリーとして。
3巻以降時々出ていた「英雄史大戦」の完結編。
前巻のラストで立ち直った氷室の一成とのリターンマッチが最も大きなポイント。
これは氷室完全復活としてだけではなく物語のコアとなる氷室の許嫁探しに置いても重要な意味を持っています。
個人的に「知略」と「知略」の戦いというのは大好物。
互いに相手の裏を読みながらコメディを織り交ぜての攻防。大好物です。
特訓と戦略。そして本番での激突。
間違いなくこの5巻のハイライトの1つです。
個人的にP38の「まんべんなく死ぬがよい!」のセリフが阿呆っぽくて好きです。

そして、もう1つの「企画」としての大盛り上がりがぱれっと本誌での「最強偉人企画」もこの5巻。
レビューでの雑記でも語ったように、私も参加しましたこの企画。
こういうの大好きです♪
読者というのはあくまでも消費側。特に私の様に絵画の才能に全く恵まれないタイプの人間にとって作品を生み出す事は絶望的。
いやね・・・半年くらい挑戦した事はあるんですよ?
最終的に、「人間を人間と認識できるレベルの絵になるまであと何年かかるねん!」「そこに辿り着いたとして、ネタを表現したり効果的に見せたり出来るレベルに到るまでに何世紀かかるねん!」ということであえなく断念。
能力が天保山並みに低いのに、なまじ良作を山のように読んでいるので自分に求めるレベルだけが通天閣並みに高い。
こういう厄介な人間にとってこの手の企画は唯一作品に直接かかわることのできるまたとないチャンス。
ぱれっとはこういう企画が時々開催されるので嬉しいですね♪
次に同様の企画があった時こそリベンジマッチを・・・
参加するだけでも楽しいですが、やっぱり採用されたいっていうのはありますので。

ハイライトではないですが、この5巻からは「ぱれっとonline」で連載の「マキジ大作戦」も収録されるようになります。
つまり、氷室が登場しない回もあるのです。
トラブルメーカーが主役というとんでも回です。
知っている人は知っていますが、「氷室の天地以前」の作品においてずっと「今度こそあたしが主役だ!」と叫び続けてきた蒔寺。
とうとう本当に主役を勝ち取ったのです。
ついでに彼女が頻繁に絡む遠坂の出演率も大幅アップ。
原作のメインキャラでありながら本作でも出番が増えました。
まあ・・・同時にその分被害を受けるようになっただけのような気もしますが・・・
とはいえ被害だけでなく、恩恵も。
そして、「うっかり属性」というキャラクターもしっかり確保。今後は準レギュラーとも言える立ち位置で頑張ってくれます。

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