5巻がイベントやストーリー盛りだくさんでしたが、6巻では5巻の裏側の折り返しで「たぶんまったり気味」とあったように落ち着いています。
とはいえ、「普段に戻った」だけであり、賑やかさのアベレージがフライアウェイしたこの作品の本領発揮に戻っただけ。
相変わらずのテンションとパロディネタのしゃかりきコロンブスは夢の島まではさがせません(何の事やねん)。
そして、時系列も本編の時間に突入。
正味な話、原作未プレイなのでそっちが濃くなると話についていけなくなる心配もありますが。
カバー裏のキャスターオチとか・・・正味な話、分かんないです。
日常ということで、本来の「陸上部」としての活動がメインで描かれます。
氷室の許嫁探しはいったんお休みです。
陸上部の危機!(金銭的に)
というわけで実績を作って部費を獲得するために奮闘する一同。
加えて運動部の一同にうってつけなイベント目白押し。
校内マラソン大会に市民マラソン大会。
走りっぱなしです。
ただ、後者の市民マラソン大会は本来のメインテーマである氷室の許嫁探しに無関係というわけではありません。
陸上部の活動であると同時に沙条の特殊な力を氷室が受け入れるための演出。
あたしはやっぱり原作の事は知らないので原作での沙条を全く知りません。派生作品やアンソロ、同人での立ち位置やキャラクターも知りません。
あとがきにて「行動が謎すぎる不思議系新感覚眼鏡っ娘」とされていますが、正味な話その理解でOKだと思います。
それより深い意味があったらもう私は追いつけない・・・
同人やアンソロ、商業誌でも元々「ファンのための作品」という前提のコンセプトであるなら原作色が濃かったりある程度の解釈の上に・・・があっても正解だと思います。
が、この作品の場合はぱれっとという雑誌の屋台骨を支える作品。
「原作を知らない人間」に対しても楽しめるような内容であってほしいというのが個人的な意見です。
人気の高いゲームとはいえ、私のように知らない人間も多いわけで。
これだけ面白い内容なのに「原作を知らない」というだけで面白さが半減するのはもったいないです。
頭の方でもちらりと「原作ネタ」について触れましたが、これ以降その手のネタが増えるのかどうか。
それが大きな分岐になる様な気がします。
実際に7巻に収録予定の内容では遠坂に絡む話で恐らく原作を知らないと分からないであろうネタ(要するに、私はちんぷんかんぷんだったネタ)が実際に出てきていました。
・・・原作、勉強した方がいいのかなぁ・・・