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氷室の天地 Fate/school life - 7巻

実はこの時点でぱれっと創刊当時から続いている唯一の作品。
まさに同誌の大看板!
誰が彼女たちが元々はモブキャラだった事を信じるでしょう。
話としてはクリスマスの準備〜当日。
一つのイベントだけで1巻分の話を組み立てる事ができる作品を私は他に知りません。
それができるのも超長期連載作品だから、ですね。

6巻の陸上部の金欠騒動はまだまだ続きます。
生徒会に功績を認めさせて部費を獲得!を目論んで6巻では市民マラソンに挑戦。
見事功績を残した陸上部ですが・・・
本誌とぱれっとonlineの並行で真相究明に挑みます。
とはいえ金欠状態が解決したわけではないんですけどね。
マキジの言うように氷室の「策」って「外してる」回数の方が多いんですよね。
そして、むしろこの巻ではマキジの方が軍師的活躍を見せます。
この子、意外とこういう面あるんですよね。
着物だったり、意外な知識があったり、いざ自分がメインになると慌てたり。
ギャップって、いいよね♪
このマキジに関してはあとがきでも語られているのですが、長〜い伏線の最終章だったわけで。
カバー裏でも伏線の話があったりしますが、ホントに綿密に計画されたストーリー進行なのです。
数々の雑学ネタに加えこの伏線やストーリーの組み立て。
そして、それを原作に合わせていく・・・
4コマ史上最も高度な作りをした作品の1つと言っていいのではないでしょうか。

ネタでは『だって僕は「自分を信じて」いるもん!』がツボ。
電車内で読んでいたんですが、明らかに不審者だったろうなぁ・・・ってくらい笑ってました。
頭と最後のネタ、元ネタは御存知ですよね?
某野球アニメの有名なシーンです。
もう、このネタ大好き♪
やはりこの手の作品ではどれだけ元ネタを知っているかで楽しめるかどうかが大きく変わりますね。
また、雑学大好物人間としては『特に理由の無い暴力が蒔寺を襲う!』の勉強会はもうホント大好物♪
意外と「常識」と思っている事がとうの昔に「非常識」になっているのにそれを知らないまま常識と信じて・・・というのはよくある話。
「分かりやすく、かつそれっぽい理屈のある話」というのは信じやすく広まりやすい一方、それが間違いだというのは全く広がりません。
報道でも「研究により人体の新たな秘密が!」などはよく取り上げられますが、「あれは間違いでした」の類はまず報道されません。
海外のメディアではそういった報道もあるようですが、日本では特に誤報道の訂正や常識の訂正はあまりされませんからね。
それだけにこういう作品でネタとして扱いやすい!
読んでいる側としても衝撃的ですし、明日使える無駄知識!

関西限定のテンション上がるネタ。
P93左4コマ目では多くのマスコットキャラのシルエットが描かれており、どれも有名なキャラですが・・・
左下のキャラだけ「?」となる人も多いのでは?
実はこれ、1990年に行われた「国際花と緑の博覧会」のマスコットキャラクター「花ずきんちゃん」です。
ザ・ローカル!

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