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スターマイン - 2巻

巻頭描き下ろしの次のお話で叶得がメインを張って、これで全ヒロインがメインとなるお話が一巡。
つまり、各キャラクターの立ち位置や説明が完了したことになります。
ここからが本領発揮!と言っても過言ではありません。
以前のお話に絡めたものやヒロイン達複数名でメインを張るエピソードも出るようになってきました。
つまり、1巻以上に賑やかな日々という事です。
それと共に「クラスメイトの冷たい視線」もちょくちょく。
ま、そりゃそうですわな♪

話も回ってくるとキャラクターの深掘りや今までと違う側面なども話題に出てくるようになります。
そういった意味では大きな変化があったのは叶得でしょう。
上記の様にようやくメインの出番が回ってきたかと思うと、この2巻の中頃にさらにメインの出番が!
おまけに、これまでのツンデレキャラやかわいいもの好きに加えて裁縫スキルを開眼。
途中から個性が加速するという業界ではお馴染みのキャラ強化一番乗りです。
他の子たちも鈴の鼻血ネタの加速や繭の料理ベタなどの「出ていたけれどもピックアップされていなかったトコロ」を深掘りするエピソードなども盛りだくさん。
キャラクターの魅力の加速が止まりません。
先生の作品は他の方の作品以上にキャラクターの魅力がそのまま作品の魅力になるタイプ。
それだけに個性の強い子たちばかり。
それを調和させるバランス感覚って凄いなぁ!

P84では改めて状況の整理。
そもそもどうして女の子10人と同居中の男子という状況になったのか。
・・・そうですよねぇ、これが日常になっていますが大概ですよね、ホント。
やはりこういう話では中立の立場で保護者でもある志染さんの出番。
こういう重要なポイントで出てくるのでなおのこと印象に残るんでしょうか。
普段から女の子達に振り回される行成ですが、志染さんの場合は「恋愛感情無くからかう」というところもポイント。
こうやって見守りながらバランスを取りながらからかう人っていうのは傍から見ていてやはり楽しいです。
他の子たちがまだまだ高校生(それ以下に見える子も多いですが・・・)ということもあり、大人としての落ち着きや余裕を持っている事や、行成の取り合いについては傍観者であるという点、そして何よりも色々な意味で最強キャラであるという点も個人的にはポイントが高いと思っています。
やはり大勢の中での例外というのは特別ですよね。

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