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ざっちゃん - 2巻

さて、様々な妖怪が次々と登場し、さっちゃんの友人達も登場するなど一気に賑やかになる2巻。
口火を切ったのは雪ちゃん!雪女さんです。
その後はさっちゃんの家に色んな妖怪や物の怪が・・・
それ以外にも新キャラクター続々。
そんな2巻です。

『凶星七番勝負』はいよいよ五番勝負と六番勝負。
1巻で一気に4つも行ったので、ペースダウンです。
五番勝負はPK戦。ここから1つ1つの勝負の描き方が長くなってきます。
ついに勝負の発表と勝負の本番が別の話に分かれます。
1つ目の話で勝負方法の発表とその対策。
2つ目の話で勝負本番!そう、前半と後半に分かれています。
ボウリング対決でも前半と後半に分かれていましたが、あちらは試合の途中で区切っていました。
今回は「試合前」と「試合」にすっぱり分かれています。
この勝負も普通のルールではなく、ゴールの幅が回を増すごとに「倍」になるというとんでもルール。
互いのこれまでに獲得した能力をフルに活用したバトルの末、ざっちゃんが勝利!
ちなみに、この時の賞品は「餌狸草」という完全回復薬。これがこの巻の後半でとある事件を起こします・・・
で、勝負は3勝1敗1引き分けとなりました。
残る勝負はあと2回。実質的に疫病神は両方とも勝たなければならず、それでも引き分け・・・ということになりました。

で、それを受けて疫病神が特訓に出ます。
これまで特訓はざっちゃん、疫病神はその間サボり・・・という構図でしたが、疫病神が本格的に修行を行います。
場所も西に移し、西の大魔王「神野悪五郎」の元で変化の術に磨きをかけることに。
・・・本作で一番ひどい目に遭っている回だと思います。そうりゃあもう。

んで、六番勝負は「釣り」。当然、特別ルールです。玉藻さんが考えました。
「サイズ」と「数」でそれぞれ1勝ずつ。つまり、疫病神はここで点を取り返して、最終戦前にイーブンに持ち越せるルール。
逆に、片方でも取られるとその時点でざっちゃんの勝ち越しが決まってしまうわけでもあります。
さらに、「ヌシ」を釣りあげれば無条件で勝利!2勝を手にすることが出来、逆転劇が可能に。
このお話も2話に渡って展開。
結果、疫病神がヌシを釣り上げ2勝獲得!特典として「金剛力の術」をゲット!
これでウィークポイントだった疫病神の『力』が瞬間的に3倍になります。
10段階で、「1 × 3 = 3」ですが・・・
取り敢えず、これにて決着は最終戦に持ち越しとなりました。

バトル以外ではやっぱ個人的に拍手を送りたいのはP68です。
もう、全力で期待を裏切らないお方。
もうね、萌えとかは他の人に任せちゃって下さい。全力でこの方向へ。
この作品のファンとしての想いが加速したひとコマでした。
で、もう1つ。
笑いとは森羅万象あらゆるものを武器として使いこなせてこそ。
1巻の感想の最後で私が何を書いたか覚えてらっしゃいますか?
そう・・・「あのトラウマ」がネタとして登場。P78です。
もうね、何でも武器ににして笑いを生み出す人って大好き♪

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