相変わらずのハイスペックぶりと純粋さを全力で発揮中の2巻!
晴様・・・芸術方面以外は何でも出来るお方です。
ちなみに、芸術方面はさっぱりで、絵画や生け花などは苦手。
でも、お裁縫はプロレベル。
その辺にあるものでハイレベルな洋服を「手ぬい」で仕上げます。「いい物」を見慣れているメイドさんですら分からないレベルで(P110)。
正反対だからこそ惹かれ合う。
晴様と三条様の友情はますます強くなる一方。
晴様は当初から目標としていたお嬢様像そのものの三条様に憧れ、一方の三条様は当初ライバル視していたもののかよわい自分と違い何でも出来る上にやさしい晴様に憧れていき・・・
気が付けばステキな友情を結んであそばされます。
そして、弟君のあたる様との絆も変わらず最高に強固!
P106〜 の最後のエピソード。それが2人の絆の深さを物語っています。
こうやってずっと変わらずお互いを思い合える兄弟姉妹ってホント素晴らしいです。
尊敬する目標の姉と大切で可愛い弟。
幼少期は貧乏だったかもしれませんが、きっとこの2人はそれを苦労にも思わなかったんじゃないでしょうか。
後輩の琴ちゃんも懐いていて、本当の姉妹のよう。
小動物の様な子で、憧れのお姉様である晴様と一緒にいられるだけで幸せなのです。
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深まる友情(P53左4コマ目) | | 可愛い後輩の琴ちゃん(P69左4コマ目) |
相変わらずネタのセンスが独特で、独自の世界。
ギャップは笑いの基本ですが、お嬢様や憧れや恋のお話、それとじゃがバターを対比させたのはこの作品が史上初でしょう。
どうやったらこんなネタが思いつくのか・・・
この最強ギャップコメディと温かいお話が絶妙に絡み合うセンス。
それを生み出す先生がどのようなご家庭で育たれたのか。
そう、P60とかどうやったらこんな発想が出てくるのかまったく想像もつきません。
不憫なのか純真なのか・・・
私も何で泣けばいいのか、笑えばいいのか分からなくなります。
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もう何で泣いているやら・・・(P60左4コマ目) | | 最強のオカメ(P96右3コマ目) |
1巻にて登場した「ししまいの君」。
2巻で早速その余波・・・というか発展形が。
そう、ここから「お嬢様4コマ」のルートから外れるストーリーが・・・
1巻で既にあたる様に「軍人」の称号を頂戴し、「ししまいの君」「忍者」「なまはげ」「力士」「武人」「オカメ」・・・
お嬢様とは思えない肩書きを(本人の望まないまま)得続けます。
まさかそれが今後増加の一途を辿ることになるとは・・・
とはいえ、それを超えるのはやはりお母さん。
活動時間に制限がある(3分動くのに15分の充電が必要)とはいえ、最強はやはりこの方です。
晴様が唯一敵わないお方。
バットで泥ダンゴを零すことなく一刀両断。しかも、曲乗りしながら。
でも、「凄い方」ですが、「怖い方」ではありませんよ?
決して怒らせてはいけませんが、基本的には優しくてお子さんを全力で愛されてます♪
このお母さんだからこそ、晴様とあたる様が貧乏でもまっすぐに育たれたんだろうな・・・そう思わせて下さる方です。