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かてきょん - 1巻

スタートからこの2人のノリは健在♪
明るくて裏表の無いらいらさんに真面目で「すぐ顔に出る」カムイ先生。
この2人の魅力はギャップ。
年齢差に身長差、学力差もあります。
が、この反応や意識の差も一つのギャップ。
取り敢えず言っておきたいです。あたし・・・ギャップは大好物でございます!

この1巻でも、それ以降でも、なんといってもこの2人の関係性が最大の魅力。
P103の『女子高生と小学生とかおいしすぎる』はまさに至言!
ラブコメとしては「小学生と高校生」というのは珍しくない筈なんですが、何でしょう・・・見ていて飽きない2人です。
2人の関係性はあっという間に固まりました。
そして、それを見守る(からかう?)ななかちゃんとあやめさんも。
ベースとしては序盤で固まったこの人間関係が軸となって展開していきます。
2巻ではさらに新キャラクターが登場しますが、レギュラーとしてはメイン2人とななかちゃんです。

意識の差ギャップ
2人の意識の差(P24右3コマ目)色々と対照的な2人(P81左4コマ目)

しかしまぁ、P16での「勉強が趣味です」のセリフは小学生のものとは思えない・・・
まさに希少種!国で保護すべきです!
私も大人になって「自分でするようになってから」勉強が面白いと感じるようになりました。
が、子供の頃は真逆!当然のように嫌いでした。
正味な話、自分で勉強するようになったのは大学以降です。
それまではどうしても「やらされている」という感じがあり、身が入らなかったんです。
大学はある程度自分で「こういう勉強をしたい」と決めて入るものですしね。
それでも苦手教科は山のようにありましたが・・・
大人になると「何を勉強するのか」も自分で決められますし、何よりも「何のために勉強するのか」がはっきりしています。
私の場合は特に仕事に直結するものや、資格。
結果がそのまま仕事に反映されるという「自分のメリット」や、資格という「目に見える成果」「第3者から認められたという事実」があります。
だからこそやっていて楽しいですし、続きます(だからこその資格マニア)。
極端な例で言うと、授業で「国語」があった学生時分は漢字が毎回全滅の0点でした。
で、授業が無くなった大学の時に漢検2級を取りました。
どんだけやらされるのが嫌いやったのやら・・・。
確かにカムイ先生にも教師になるという目標がありますが、この年でそれを実践できるとは・・・大したものです。
つか、これくらいの歳でしっかりと目標を定めている事自体が凄いなぁ。

勉強が趣味満面の笑み
断言!(P16右3コマ目)満面の笑み(1巻P105右3コマ目)

らいらさんはホントに見ているだけで楽しい人。
勉強が苦手な人って「勉強が嫌い!」っていうのが多いです。
でも、(相手がカムイ先生だからなんでしょうけど)その苦手な勉強にもちゃんと取り組んでいます。
何でしょう、いつも楽しそうです(P60でちょっとだけらいらブラックが登場しましたが)。
だからこそ見ていて楽しいのかもしれません。
愛すべきアホの子ってどうしてこう笑顔が似合うんでしょうね。
この子の笑顔を見ていると些細なことがどうでもよくなります。
そう、たとえ本人の成績が基本1ケタだとしても・・・

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