作者 | あづま笙子 | ![]() |
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作者HP | ![]() |
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掲載誌 | まんがライフ(竹書房) | |||||||||
単行本数 | 3巻(連載終了) | |||||||||
Wikipedia | かてきょん | |||||||||
チャート | ![]() |
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内容 |
女子高生と小学生。ありがちな家庭教師モノの設定・・・ かと思いきや、実は立場が逆。小学5年生の「白川カムイ」は高校1年生の「高塚らいら」の家庭教師をやっている。 勉強が趣味で真面目な小学生と、明るく単純でおバカな女子高生の家庭教師ライフをコミカルに描いた作品。 凸凹な二人を軸に、それをいじる周囲の人々という構図になっており、この分かりやすい構造のため非常に読みやすい。
「小学生が勉強を教える」というちょっと不思議な関係性を活かしたネタが多く、そこから発展しそうで全く発展しない二人の関係もよく描かれる。 竹書房作品らしい、奇を衒わない和み系家庭教師ラブコメ(立場逆転バージョン)。 作者の初のオリジナル、初の連載。そして、初の単行本である。 |
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感想 |
偶然なのか・・・実は、ライフには以前も家庭教師作品が連載されていました。 「ぼくの家庭教師」という師走冬子先生の作品。 そちらは美人の女子大生と男子高校生という王道一直線な構図でした。 そしてこの作品は、少年とお姉さんという王道家庭教師モノの構成に見せかけておきながら・・・実は逆! 先生が小学生なのです! 勉強が苦手なおバカさんだけど純粋で明るい生徒と、真面目で苦労人で生徒のために一生懸命な先生。 よくある設定な筈なのに、二人の年が違うだけでこうも和み系になるとは♪ 思わずニヤニヤしてしまう楽しいエピソードがぎゅぎゅっと詰まっています。
カムイ君が可愛いです。 高校生に勉強を教えることが出来るくらい頭がいいのに、それを全く鼻にかけることもなく、むしろ家庭教師としてどうすれば生徒の成績を上げることが出来るのか真摯に取り組む。 そして、いじられ役で運動オンチで子供っぽいところもちゃんとある。 んで、時々らいらにドキッとしたりキュンとしたり。 1巻P21で「カンペキ超人じゃないんだー」なんて言われていますが、ある意味カンペキ超人です! らいらが可愛いです。 愛すべきおバカさんで明るくて純真で、勉強は苦手だけど嫌がらずにしっかりと取り組んで(なかなか成果は出ないけれど)。 料理も上手なのにおバカスキルで微妙にしちゃったり、運動神経がよかったり。 その言動の全てが個性的♪ だからこそ、カムイ君と絶妙なバランスを生み出しています。 明るくおバカさんならいらと真面目で可愛いカムイ君。 そしてそれをいじる二人の周囲の皆様(1巻P103にて『女子高生と小学生とかおいしすぎる』とありますし)。 そりゃいじりたくもなる二人ですもんね。 取り敢えず、年齢差萌え!身長差萌え!学力差萌え!先生(小)と生徒(おバカさん)萌え!・・・ってことで。 凸凹コンビで、でも二人とも純真で。 和み系最強家庭教師4コマです。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2012年2月27日 ・2巻:2013年5月14日 ・3巻:2014年9月27日 |
試し読み |
竹書房 -TAKESHOBO-:1巻 竹書房 -TAKESHOBO-:3巻 |
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関連項目 | ●ジャンル |
・ラブコメ ・小学生 |
●チャート |
・癒し ・万人ウケ(高い) |
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●データ | ●作品研究 | |||||||||
●作者別 | ・吸血鬼にっき | ●各巻感想 |
・1巻 ・2巻 ・3巻 |