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かてきょん - 3巻

らいらさんは高校2年生に、カムイ先生は小学6年生に進級して3巻スタート!
ラブコメもさらに加速してニヤニヤが止まりません♪
私、ラブコメの“ラブ”に関してはあまり食指の動く方ではない筈なのですが、なぜかこの2人に関してはニヤニヤが止まらないです。
北斗先生(カムイ先生のいとこのお兄さんでらいらさんの学校の先生)のイトコン(イトココンプレックス)も加速気味?(P78とか、過保護とかそういうレベルでもない)こちらも面白いです♪
カムイ先生、愛されてるなぁ。
個人的に、カムイ先生は少なからずらいらさんを大切な生徒であると同時に異性として意識し始めていて、らいらさんはカムイ先生のことを誰よりも信頼しているけどまだまだ自分の中に芽生えつつある気持ちに気づいていない、という関係性がツボです。
そして、ついに(家庭教師として)らいらさんのお父さん公認に。
間にらいらさんがいると不器用な人たちでもちゃんと繋がれる。そういう人っていいなぁ。

北斗先生意識の差
イトコンな北斗先生(P13左4コマ目)意識の差(P50右3コマ目)

最終巻でもあり、カムイ先生も6年生。
らいらさんの周りの人たちも進路を考え始めて・・・
というわけで、「進路」に関するお話があるのも特徴。
つまり、「これから先の2人」。
選ぶ進路次第では離れ離れになるかも?
近からず遠からず。でも、誰よりも信頼できる人。
そういう間柄だからこそお互いの進路について不安になったりするわけで。
それ以前にらいらさんの場合は成績的な意味でも不安要素が・・・
それを置いておいても、そもそも高校を卒業したらどうするの?どうしたいの?というところから。
まあ、高校2年生に進級したばかりじゃまだ先のことが決まっていない人の方が普通ですしね。
そんな中、ちゃんと将来のことを考えて進路を決めるあたり、勉強はできなくても意識は高いなぁ、と思うのです。
その過程でらいらさんの方もカムイ先生に対する意識が変わり始めて・・・

ゴハンになりたい!2人の歩み
進路決定!・・・?(P74右3コマ目)変わってゆく意識と関係(P92右4コマ目)

はい、最終回に向けてのニヤニヤターニングポイント!
カムイ先生がいなくなるかもしれない。
その一連の騒動を経てかららいらさんのカムイ先生に対する意識が明確に変化します。
連載時は「お・・・?これは・・・最終回フラグなのか?カムイ先生の家庭環境変化もあるし・・・進級を区切りに最終回なのか?」とヒヤヒヤしましたが、ホントにそういう流れになったわけで。
ただ、2人には幸せになってほしいし、でも終わってほしくないし!
いろいろ読者としてもファンとしても複雑な心境でしたが、P92の「だいすきなカムイ先生へ」の文字を見た時に「あー、もう!お前ら幸せになっちまえ!」と思いました。
そして巻末描き下ろし。
1巻のラストで触れられた「秘密基地」。
1人の秘密基地から2人の秘密基地になっていたんですね♪
ここから先の2人の歩みを見守れなくなるのは寂しいですが、ちょっとずつ進んでいるようで全く成長してない2人をまた単行本を引っ張り出して眺めてみたいと思います。
あと、やっぱカムイ先生は成長すると優しそうなイケメンになるんだなぁ。

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