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ついっとMARCH

作者 真島悦也 ついっとMARCH
掲載誌 まんがライフMOMO(竹書房)(連載中)
単行本数 2巻(連載終了)
Wikipedia
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チャート
内容 愛され系ちっさ女子の「うた」ら女子高生4人を描いたちょっと緩めな日常系4コマ。
子供にしか見えない「うた」とそれを愛しすぎる「カナ」、知的で家族仲◎な「響子」、天然系笑顔な「舞奈」の緩やか女子高生ライフであり、特に子供っぽいことを気にしているうたとひたすらにうたを愛しているカナを軸に話が展開する。
その一方で「子供っぽい見た目なのに中身はオッサン?」という一面を扱ったネタも多い。

重い愛子供扱い
うたを好き過ぎるカナ(1巻P19・4コマ目)これでも高校生ですっ!(1巻P25・4コマ目)

前作「ちとせげっちゅ!!」では特定の人物に被害が出るネタが多かったが、本作では「被害者不在の世界」となっている。
キャラクターの個性や関係性を前面に出したタイプで、どこもなく、むしろ(過剰な?)愛に溢れている作品。
サクサク読めて読後感もいい優等生作品。
設定やネタとしては萌え作品寄りだが、画風はやはり一般4コマ作品側。
感想 真島先生の作品は相変わらず安定感抜群ですね。
本作は特に穏やかさと激しい愛情が混ざって読みやすさが今まで以上。
とはいえ先生といえばどこかしら「激しさ」があるのも特徴(「ちとせげっちゅ!!」はその激しさが顕著でしたが)。
本作での激しさは間違いなく「カナのうたに対する愛情」でしょう。
愛情が滲むどころかオープンに溢れちゃっている。
とはいえ、萌え4コマでの百合のような感じではなく一般4コマ誌らしい「小動物を愛でるような愛の延長線上」という印象です。
掲載誌がMOMOなので一般4コマ誌と萌え4コマ誌の中間のような存在ですので、ちょうどいいのです♪

中身はオッサン家族愛
中身はオッサン(1巻P99左4コマ目)家族関係良好な響子(1巻P62右4コマ目)

ネタとしては前述ですがカナの愛情(おまけに無駄にハイスペックなうえに行動力MAX)に振り回されるうたや、中身はオッサンなうたが軸。
これも前述ですが、毒も被害者もないので非常に読みやすいのです。
それでいてキャラが個性的ですね。
うたやカナは何度も語っていますが、響子も一番普通の女子高生っぽくて冷静なツッコミ役でありながら家族愛という実弾を装備。
「ちとせげっちゅ!!」のみさきちゃんのパパっ子と同じベクトルでしょう。
舞奈は舞奈でややおバカさんな天然系。
そして、登場こそ多くないですが先生がこっそりいいキャラしています♪
「おい、教師」と言いたくなるような個性っぷりで、私好みなのです。
単行本 発売日 ・1巻:2016年3月26日
・2巻:2017年6月27日
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