ブレません!どっぷり数学!
数学あるあるや数学科あるある。
大変さ、そして楽しさが2巻でもギュギュッと詰まっています♪
4人の仲の良さもますます加速していますが、やはりこの2巻といえば「ラマ」君の参戦。ラストの方ですが。
作中の立ち位置、そして読者の評価が常に移り変わる子ではないでしょうか。
ただ言えることは、「この子自体は変わっていない」という事。
視点を変えるだけで印象が大きく変わる子なのです。
2巻ではまだ登場したばかり。
「まなが目の敵にしている冷たい数学以外に興味がない男」として描かれています。
2巻ではラマだけでなく各キャラクターにピックアップしたエピソードが多かったです。
まなの暴走やA教授への恋心は定番になっています。
そして、P46ではさえこが、その次のお話ではともが、そして次はゆみが。
渡教授(48歳独身女数学教授・A教授LOVE)も再び登場します♪
物語が後半になると割とキーとなる方です。
この段階では「まな以上に面倒な人」という扱いですが。
数学女子は数が少ないです。その中で数学の道を歩き続けることを選ぶっていうのは男以上に負けん気が強くないと生きていけない。
なのでこうなった(ツンデレをこじらせた?)んですが、その辺りも今後ゆっくり語られていきます。
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各キャラにピックアップ(P51左1コマ目) | | 最強(?)渡教授(48歳独身)(P72右1コマ目) |
P89からはいよいよまなたちも3年生。
それまでは4人でのエピソードが多かったですが、これ以降はそれに加えて「各ゼミでのエピソード」、特にまな・ラマ・A教授の線形代数ゼミの話が多くなります。
ここでラマが入ってくるわけです。
レベルの違う2人だけのゼミ生。ありがちなんですよね・・・
教授は教授でどちらに合わせるべきかで悩みますし(気を使う教授の場合ですが。割とフリーダムな教授も多いです。)。
数学科でなくても、2人だけでなくても、レベルややる気はみんなバラバラ。
この辺りから「数学あるある」だけでなく「大学あるある」「ゼミあるある」、そしてそれぞれの人間関係を描くネタが増えます。
あと、ちょっと女子が「きゃー!」となる様なネタも。
ラマ・・・便利な子。
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ラマ登場(P93左2コマ目) | | 女子の喜ぶネタ(P110右4コマ目) |
「よくある学園4コマ」と違う点が多いです。
そもそも数学をテーマにしていますし、男子圧倒的な中の少数女子、先生ご自身の体験あり。
そして、「大学生」であること。
限りなく大人に近い学生という存在。
ゼミもそうですが、非常に特殊な空間。
大人といえば大人ですが、まだまだ学生。
お酒も飲みますしパチンコを打つ子もいる。
学生のノリもあれば大人の対応もある。
そういう様々な要素が混ざった作品であることも大きな魅力♪
・・・P87とか、分かるなぁ。