作者 | 瀬野反人 | ![]() |
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作者HP | ![]() |
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掲載誌 | まんがライフ | |||||||||
単行本数 | 3巻(連載終了) | |||||||||
Wikipedia | ||||||||||
チャート | ![]() |
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内容 |
目が死んでる系ヒロインの次は毒属性ヒロイン!? 本人の意思とは関係なく口を開けば毒を吐く。そんな毒舌体質を抱える「薬丸桃子」とそれに振り回されつつもちょっとズレた周囲の人々を描くスラップスティックコメディ。 一見するとヒロインの彼女の個性が目を引くが、それ以外のキャラクターたちも先生ならではの個性が爆発したような存在。 超個性×毒舌の方程式が生み出すのはオンリーワンの笑い。
ファミリー誌でありながらこの先生かつ毒舌。 その化学反応は非常に個性的。 特に先生は徹底して必ず4コマ目に落ちをつける作風のため非常にコメディ要素が高い作品。 |
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感想 |
やはりこの方の作品は安定感があります。 勢いのあるタイプのボケの連続。それも休み無し! 帯にも「混沌コメディ」とありますが、その言葉がぴったり。 「本人の意思とは関係なく毒舌が出てくる」というこの設定はトラブルに事欠かないため日常の全てが毒舌ネタになります。 コメディの世界ではある意味究極の武器を持っているとも言えます。 とはいえこの「毒舌」扱いが難しい。 扱いをちょっとでも間違えると読者に嫌な後味を残してしまいます。 そこはそれ。流石は瀬野反人先生と言うべきか、ノリと画風でその嫌な後味を全く感じさせずに「毒舌が生み出す笑い」のみを抽出している感じです。 これ、相当難しいことなのでは? それを可能にしているのはこの作風、そして登場人物たちにもあるのでしょうか。 毒舌に耐えうる人たち。 こんな毒舌なのになぜか周囲には人が集まっていて、特にツン子に至っては常に一緒にいます。 そのため最大の被害者でもあるわけですが。 しかもいわゆるおバカキャラ。通常ですとボケサイドの人間です。 でも、「毒舌」が相手だと完全にツッコミサイド。おバカキャラなのにツッコミというのもこの作品の特徴です。
「毒舌は苦手」という方も多いでしょうが、一度読んでみてはいかがでしょうか? 実は私も本来は毒舌等は気分がよくないので苦手。でも、この作品は完全にはまりました。 クセの強い作品ではありますが、それだけにそこから生み出される笑いはパンチ力のあるものです。 薬丸さん以外キャラたちの個性も非常に強く、彼女たちの強い個性と毒舌が絡み合うことで生まれるこの作品ならではの笑いも魅力。 恐らくこの先生以外には描けない。そんな作品です。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2014年8月27日 ・2巻:2015年4月7日 |
試し読み | まんがライフWIN 竹書房 -TAKESHOBO-:1巻 竹書房 -TAKESHOBO-:2巻 |
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