作者 | 東屋めめ | ![]() |
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作者HP | ![]() |
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掲載誌 | まんがライフオリジナル(竹書房) まんがくらぶオリジナル(竹書房)(並行連載) |
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単行本数 | 19巻(連載中) | |||||||||
Wikipedia | リコーダーとランドセル | |||||||||
アニメ | アニメオフィシャル | |||||||||
チャート | ![]() |
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内容 |
「大人に見える小学5年生の弟」と「小学生に見える高校2年生の姉」が織りなすインパクト抜群のギャップコメディ。 作者特有のシュッとした絵で描かれる子供に見えない子供の子供らしい言動と、事情を知らない周囲との日常がコミカルに描かれる。 表紙の時点で「一見大人のイケメンがリコーダーの生えたランドセルを背負っている」という構図であり、それが作品の全てを物語っている。
ネタの多くも彼らの見た目と中身のギャップを軸にしたものがほとんどであり、ギャップそのものや周囲の人たちの勘違いを描くものとなっている。 メインとなるのは大人に見える小学生「宮川あつし」とその姉で子供に見える高校生「宮川あつみ」。 ネタの一例を挙げれば「クラスメイトと一緒に歩いているだけで不審者として通報されるあつし」など。 この二人を軸とし、周囲の人々とのちょっと変わった日常と勘違いが展開される。 2012年1月5日よりTVアニメが放送され、同年4月より第2期が放送。2013年7月より第3期が放送された。 |
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感想 |
なんと言っても見た目のインパクトが絶大です。 や、ぱっと見は普通なんです。でも、事情を知ると凄いインパクトなんです。 なにせ、「大人に見える小学5年生の弟」と「小学生に見える高校2年生の姉」のお話なんですから。 後者は割と見かける設定ですが、前者はこの作品ならでは。 おまけに、画風と相まって凄いインパクト。 ぱっと見大人(しかもイケメン)の小学生がリコーダーを吹いてランドセルをしょっているんですから、それだけでシュール(1巻P37はまた凄い絵・・・)。 それでいながら中身は普通の小学生(しかも無邪気な)なのがまたシュール。 何度も何度も繰り返し(何もしていないのに)職務質問される小学5年生・・・ このあつし君の存在が作品最大の魅力です。 と言いますか、ギャップ萌えの方は是非! 業界最強ギャップ萌え作品です!! 沙夜(あつみの友人)は当初、あつしの事を「あつみ達の隣に住んでいる年上のお兄さん」と勘違い。 自分より長身でイケメンのあつしに恋心を・・・という持ちネタ(?)がありました。 それが2巻にて大きく変化。 持ちネタそのものも新たなパターンに入りました(新パターンの方がむしろ色々と危険?)。 ・・・どちらも素晴らしくフル(空)回転! 正直、こういう空回り大好きです! それに、同様にあつしに(勝手に)振り回される盛山先生(あつしの担任。純情派)。 全くの無自覚で周囲を振り回すあつし君・・・ ちなみに、この作品では「当初は誤解されるが、その後誤解が晴れて新たなパターンに突入」というネタがよく出てくる珍しい作品。 この辺りがネタがマンネリしない秘密だと勝手に思っています。
ネタも「身長の高さ」や「大人に見えてしまう」ことをいじったネタが多いです。 そりゃ不審者に間違えられるのは小学生にはショックが大きいでしょうねぇ。 見た目は大人、頭脳は子供。某バーロと逆の設定がここまで笑いを生むとは。 ちなみにあつし君とあつみちゃん(高校生に“ちゃん”付けでいいのだろうか・・・)の特徴が印象的ですが、余計な装飾が施されていないため読みやすいタイプの作品です。 「キャラの個性で勝負!」の作品は、ネタが詰まって個性を盛っていった結果、残念なことに・・・ということが多いですが、この作品は見事に軸足がしっかりとしています。 結果として、「インパクトがある内容でありながら濃くない」という絶妙のバランスに。 何よりも、このギャップという設定一つで無数のネタを展開させる技術は流石。 また、大抵のお話の1本目で二人の設定が説明されるため、「いつ読み始めてもそのまま読める作品」。 人気4コマ誌2誌で並行連載される作品は、やはり優秀です。 3巻ではアクの強い新キャラが2名参戦。 ん〜・・・その2人の絡むお話は他とちょっと印象が違います。 ちょっと濃い目で好き嫌いが分かれるかもしれないです。 作品がマンネリにならないためのスパイスですが、ちょっと辛みが強いかもしれません。 遊んでいる風の教育実習生(女性)と、ロリコン男子高校生。 どちらも受け入れられるかどうか、バクチ性の強いキャラクターですので。 全く関係ないんですが、奥付の「たいへんよくできました」のハンコの模様を見て「もうすこしがんばりましょう」を思い出しました。や、ホント関係ない話です。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2009年3月27日 ・2巻:2010年4月17日 ・3巻:2012年1月17日 ・4巻:2012年7月17日 ・5巻:2012年12月7日 ・6巻:2013年7月19日 ・7巻:2014年3月7日 ・8巻:2014年9月5日 ・9巻:2015年7月7日 ・10巻:2016年2月8日 ・11巻:2016年12月7日 ・12巻:2017年7月27日 ・13巻:2018年4月17日 ・14巻:2018年10月17日 ・15巻:2019年6月27日 ・16巻:2020年4月27日 ・17巻:2021年1月25日 ・18巻:2021年8月26日 ・19巻:2022年3月26日 |
試し読み |
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関連項目 | ●ジャンル |
・アニメ化 ・ロングセラー ・小学生 |
●チャート | ・万人ウケ(高い) | ||||||
●データ |
・身長 ・小冊子(単行本) |
●作品研究 |
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●作者別 | ●各巻感想 |