1. トップ
  2. レビュー
  3. まんがライフ
  4. いとをかし
  5. 1巻感想

いとをかし - 1巻

ホントにブレない作品。
「女の子に見える男の娘」というネタが主軸で、ホントにそれをガンガンに押して連載が続いています。
1つのネタを主軸にするとマンネリという難敵とも闘うことになりますが、不思議と飽きることの無い魅力を放っております。
1つの個性をあらゆる角度からネタにする。
対照的なみどりさんという存在を効果的に使っている等があると思います。
まぁ、なんといっても「嫌がるあおい君」と「イジるみどりさん」の構図が見ていて楽しいんですよね♪
特に1巻では奇を衒わないスタンダードなネタが中心。
「ホントに男なの?」というネタが中心。
「男らしいみどりさん」との対比も多いですが、「みどりさんのあおい君イジリ」で言えば本領発揮は2巻以降かな?

あおい君イジリ男なんです・・・
あおい君イジリ(P95左4コマ目)男なんです・・・(P109・3コマ目)

1巻の時点では「あおいの事を男と分かっていて、それでも好き!」という男性キャラが多かったです。
実は2巻に入ると「女の子と勘違いしたまま」というネタが多くなります。
その点が最も大きな差でしょうか。
「女の子みたいな男の娘」と「女の子と勘違いされている男の子」。
似ていますが若干ニュアンスが異なります。
それがまた異なるネタとなって我々を楽しませてくれるのです!
「男の娘」って、一般的に考えればジャンルとしては濃い方の筈。
でも、なぜか普通に楽しめるマイルドなネタになっているんです。
ホントに不思議で魅力的なネタです。
そして、ネタのベースが常にブレないからこそP99のような変則的なネタがより効果的になります。
やっぱりね、ストレートが速くないと変化球が決まんないのよ(なんのこっちゃ)。

戻る