作者 | 王嶋環 | ![]() |
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作者HP | ![]() |
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掲載誌 | まんがホーム(芳文社) | |||
単行本数 | 2巻(連載終了) | |||
Wikipedia | 紫乃先生〆切前! | |||
チャート | ![]() |
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内容 | 作家の「敷島紫乃」は「顔込み」で売っている美人作家。 そのため「顔だけ」と揶揄されたり、作品は顔写真が必ず付いたり・・・ が、本人は本人でいい性格。むしろ「顔込み」に胸を張っているくらい。 一方で可憐な見た目とは裏腹にプライベートでは全くのダメ人間。 そして、担当の「清野祥」に片思い中(でも実は・・・)。 普通とはちょっと違う作家の日常と締め切りとの戦いを描くコメディ4コマ。 王嶋環先生らしい笑いのふんだんに詰め込まれた作品。 元々は「紫乃先生(美)録」というタイトルだったが、後に現在のものに改題。 単行本ではそちらで統一されている。 |
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感想 | やはりこの方の作品は個性的♪(ロンモチ、いい意味で) 設定もネタも他の方には生み出せないんだろうなぁ、という作品です。 表裏があったり、ガチリアルな話があったり、ラブコメ要素満載だったり。 ラブコメに関しても、作中でちょっとずつ関係性に変化が生まれて、よくサブカルで見る「常に距離が変わらない」とはまた違った雰囲気です。 大きな変化があるわけではありませんが、気持ちが明言されたり、言動がオープンになったり。 弟の和泉君と同級生で紫乃先生のファンの伊勢ちゃんとの関係は最も変化の大きな関係。 ゼロからまったく進展のないままかとおもいきや・・・ 他の作品と最も大きな差異は、主人公の紫乃先生が「顔込みで売っている人気作家」であり続けるために美への追及を怠らない点。 スキンケアやエステは勿論、あらゆる努力があっての美貌!(着替えとメイクで1時間以上!) サブカル作品では割とその辺りは「なにもしていません」という素材のまま召し上がれなキャラが多いです。 個人的には「なにもしなくてって・・・それが一番のファンタジーや!」と思っています。 学生ならともかく・・・ねぇ?努力の賜物です。 その辺り、この作品ではガチリアルに描いています。 先生ご自身のサイトでの「せんでんまんが」の 『元の素材だけでモテる成人なんてこの世には存在しない』 は至言! そして、4コマでは多くはイジられ役が男性で、それを(意識的/無意識を問わず)翻弄する女性が多いです。 が、この作品では和泉君(弟)が割とイジられ役ですが(紫乃先生のみならず、他の人からも)、紫乃先生自身も清野さん(担当さん)に翻弄されまくり。 清野さん、この作品の最強キャラです(紫乃先生の男性ファン達にも気に入られるとか・・・)。 2巻P84のセリフはホント『恥ずかし死ぬ』です。 他にも2巻の頭の方のエピソードなどでガチリアルな話や大人の事情が色々と出てきたりと独特のネタが特徴。 レビューは公平であるべきでしょうが、こればっかりは個人の好みによります。 ええ、あたくしは大好物でございます。 そんなわけで、チャートの「笑い」の項目はそれ込みの数値です。 P.S. 普段レビューではキャラクターを呼び捨てか「さん」「ちゃん」付けにしています(一部例外もいますが)。 が、今回は敢えて「紫乃先生」としました。 呼び捨てにすると怒られちゃいますからね♪(2巻カバー折り返しより) |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2011年1月22日 ・2巻:2012年6月22日 |
試し読み |
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関連項目 | ●ジャンル |
・家族モノ ・ラブコメ ・お仕事モノ |
●チャート | ・万人ウケ(高い) |
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