作者 | 田川ちょこ | 作者HP | ![]() |
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掲載誌 | まんがタイムジャンボ(芳文社) | 単行本数 | 2巻(連載終了) | |
Wikipedia | ひかるファンファーレ | |||
チャート | ![]() |
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内容 | 「山田ひかる」は背が低いがチューバ(吹奏楽の中で最も大きな楽器)担当の吹奏楽部員。 高校の吹奏楽部を舞台に、等身大の高校生たちの吹奏楽部の風景を描いた作品。 作者自身が3年間チューバを担当していたこともあり、他の音楽系4コマと比較して圧倒的に「音楽あるある」(吹奏楽あるある)や楽器ネタが多い。 実際の吹奏楽部の苦労や楽しさをそのまま誌面に著したような作品で、リアルかつコミカルな描写が特徴。 萌え系作品の増えた「まんがタイムジャンボ」掲載ではあるが、「吹奏楽部員」としてのキャラクターが強く描かれており、「萌え」の要素が薄いため比較的万人ウケしやすい印象を受ける(当然、音楽経験や興味がある人を強く意識した作品ではあるが)。 そのため、キャラクターネタよりも、音楽ネタに主軸が置かれており、特に吹奏楽経験者であれば必読の作品と言える。 作者にとって初の雑誌掲載作品であり、初の単行本である。 |
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感想 | 何と言っても「小さい子にはチューバを」を確立させ、チューバの知名度向上に一役買った作品です。 ちなみに、もう一つ似た設定で「うらバン! 〜浦和泉高等学校吹奏楽部〜」があります。 こちらも同様に「小さい子にはチューバを」な作品です。 両者共に吹奏楽に重きを置いた内容で、「吹奏楽あるある」や音楽の楽しさが詰まっています。 どちらも音楽要素の比率が高いのですが、この作品の方がリアルに近い吹奏楽部を描いた雰囲気です(私自身、吹奏楽部に所属したわけでも何でもないんですが、「うらバン!」の方は掲載誌の関係もあってキャラクターネタなども多いですので。本作は「学校の中の吹奏楽部」や「チューバという楽器」などのネタも多いですし。)。 萌えに走っていないので、多くの方に楽しんで頂ける作品だと思います。 当然、音楽経験があるとなお一層楽しめることは言うまでもありませんが(この作品を読んで、高校の時に吹奏楽やってればよかったな、と思いました。)。 吹奏楽経験がなくても、「あ、こんな練習するんや」とか、「こんな苦労(楽しみ)があるんや」などなど、吹奏楽の事に興味を持つ導入の作品にはぴったりだと思います。 従姉が吹奏楽をやっていたので、「あ、そういえばこんな苦労話を聞いたことがあるな」というネタもありました。 そんな意味でも、やはり一番実態に近い吹奏楽部を描いた作品なのではないでしょうか。 それに、音楽知識もたっぷり出てきますので、知的好奇心の塊の私には大好物でしたね。 私のもう一つの大好物、ハイスペック朴念仁も登場します。 努力型ハイスペック朴念仁主夫・黒田君です(なんだ、この枕詞は)。 やはり、家事スキルの高い男子というのはポイント高いですよね。 そういえば、ハイスペックな殿方って、大抵家事スキル高いような・・・ 私はギターを始めて1年半ほどになりますが、実は管楽器に凄く興味があって、ずっと「やってみたいなぁ」と思い続けています(何の楽器をやるかで最後までどちらにするか悩みましたし。最終的に「歌も歌いたい」ってことでギターに。)。 何事も中途半端は嫌いなので、ギターがひと段落したら・・・と思っているんですが、なかなかひと段落しない(汗)。 でも、やっぱりいつか演奏してみたいです。 ペットやクラリやサックスや・・・(ピンでの活動なのでそちら側に偏っちゃいます) 理想はギターも管楽器もどちらも活かせる演奏を! 幸い演奏する場はありますので、いつかはそんな夢を叶えてみたいです。 夢はでっかくチューバ大! そうです、私です、4コマ専門Wikipedia職人の乃凪いるかです。 作品の詳細についてはそちらに書きました。 いやはや・・・自分でも何本の記事を書いているのか分からなくなってきました。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2009年3月7日 ・2巻:2010年4月7日 |
試し読み | まんがタイムWeb:オススメ4コマ紹介 |
関連項目 | ●ジャンル | ・音楽モノ | ●チャート |
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●データ |
・ハイスペックキャラクター ・主婦なお子様 ・4コマ作品に登場する楽器 |
●作品研究 |
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