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少女カフェ

作者 板倉梓 作者HP
掲載誌 まんがタイムラブリー(芳文社) → まんがタイムスペシャル(芳文社) 単行本数 1巻(連載終了)
Wikipedia 少女カフェ
チャート
内容 「カフェサンフランシスコ」の看板娘は「つくし」と「みお」の双子。
まだ5歳ながらも亡き母の代わりに父「時任一郎」と共にカフェで頑張るウェイトレス。
カフェを舞台に、可愛らしい女の子の時に子供らしさ、時に子供と思えない経営感覚、時に大人びた発言が大きな魅力。
コメディベースであり、「お店モノ」「子供モノ」としての色がある一方で、「家族モノ」としての色も濃いため心が温かくなる話も多い。
「設定が分かりやすく、いつ読み始めても話が分かる」というタイム系列連載作品の大きな特徴を継承する作品でもある。

まんがタイムラブリーのリニューアルに伴いまんがタイムスペシャルに移籍。
作者にとって初の単行本。 1巻以降も連載が続くも、2巻は出ない事が明言されている。
その後作者自身の手によって単行本1巻分と未収録分を纏めた同人誌が刊行された。
感想 やっぱり家族モノはいいですね♪
しっかりものとのんびりした二人の女の子と優しいお父さん。見ているだけでほわっとした気持ちになれます。
優しいタッチの上に、しっかりとコメディが利いていて、非常に優秀作品!です。

つくしちゃんの大人びた発言とみおちゃんののんびりしたところ。そして二人の子供らしさ。
一郎さんのゆるっとした優しいお父さんぶりも加わって、ホント読みやすい作品です。
舞台は当然ですがほとんどがカフェ内。
きらら作品の多くは部活モノや学校モノで、テーマが毎回ぶれたりするものが多いですが、タイム作品はお仕事モノが多く、作品テーマがはっきりしている場合が多いです。
この作品もタイトル通り「少女カフェ」というテーマがしっかりしています。
このしっかりとした作品の軸があることで、作品全体に安定感があります。
上のチャート見ても、アベレージ高いですよね。
「安心して読めて読みやすくて、読んだ後は笑いと幸せな気持ちが残る作品」です。

目が黒豆状になってる葉月さん(常連のキャリアウーマンさん。詳しくはWikipediaに纏めています)、可愛いな(1巻P79とか、ホントいい笑顔してますねぇ)。
ほわっとした雰囲気の中で、葉月さんの「頑張るキャリアウーマン」のビターなネタがまたいいスパイスになってます。
時々、一郎さんにドキリとするシーンがあって、1巻のラストではライバル出現?な展開も。
ゆるっとしたネタにビターなネタ、ボケもツッコミもこなしてラブコメテイストも。葉月さん、オールマイティな方だ・・・

この作品の2巻が出ないのはホント残念でたまらないです。
う〜・・・一応アンケートでは「2巻希望!」と強くアピールしていますが・・・
この方の作品は温かくて、単行本として纏って読むとほんわかした気分にどっぷりと浸れるんですよね。
↓のように、Wikiの記事まで書いちゃうくらい好きな作品ですので、残念でなりません。
芳文社さんはこれがなきゃいい出版社さんなんですけどねぇ。

大阪生まれ、4コマ育ち、オモロな作品大体トモダチ!4コマ専門Wikipedia職人の乃凪いるかです。
本作もバッチリ記事を書かせて頂きました!こちらをどうぞ!
雑記 「みお」と「つくし」。
合わせると「みおつくし」。「澪標」。
航路を示す標識のことなんですが・・・多分関係ないんでしょうね。
源氏物語の第14帖の巻名でもあり、内容が明石の上の女児(明石の姫君)出産。や、関係ないでしょう。
和歌でよく「身を尽くし」という意味で用いられますが・・・もしや?・・・いやいや、考えすぎでしょう。
大阪市の市章として我ら大阪市民には馴染み深い(あちこちで目にします)モノですが・・・当然全く関係ないでしょう。
先生、長野県生まれで現在は東京に在住だそうですし。
さらに雑記 研究レポートの「未単行本化作品」でも触れているのですが、実は完結していながら最終巻が発売されていない作品です。
1巻のラストで新キャラクターが登場し、続きが気になるところですが・・・
で、1巻以降の内容についてレポートにしてみました。
「単行本未収録」にて雑誌のバックナンバーと、大まかな内容を。
さらに賑やかに、さらに温かく、さらに笑顔あふれる「カフェサンフランシスコ」。
バックナンバーを集める際にご活用下さい。

また、現在はバックナンバーを収集する必要はなく、先生ご自身の手で同人誌として1冊にまとめられています。
1巻分の内容も一緒に収録されていますので、是非是非お手に取って頂きたいです。
単行本 発売日 ・1巻:2011年4月22日 試し読み
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関連項目 ●ジャンル 未単行本化作品
家族モノ
お仕事モノ
幼稚園・それ以下
●チャート 癒し
万人ウケ(高い)
●データ 同人誌 ●作品研究
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●作者別 野村24時 ●各巻感想
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