作者 | 板倉梓 | ![]() |
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作者HP | ![]() |
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掲載誌 | まんがライフオリジナル(竹書房) | |||||||||
単行本数 | 3巻(連載終了) | |||||||||
Wikipedia | 野村24時 | |||||||||
チャート | ![]() |
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内容 |
冴えない人生を過ごしてきた「野村中也」は突如失踪した父の借金を背負わされる。 そんな時に同僚の「田中雪」からバイトと家庭教師、そして居候を持ちかけられる。 雪の妹で高校生の「田中月」の後輩としてコンビニのバイトを、さらに妹の「田中花」の家庭教師として彼女達三姉妹と同居することになる。 朝は一緒に家を出て、雪と共に仕事。その後は月と共にコンビニでバイトをし、帰宅後は花の家庭教師。 タイトルの「24時」とは24時間、彼女達と一緒であることを示している。 35歳独身男性と三姉妹が同居するちょっと変わったホームコメディ4コマ漫画。
初期の各話の最後のネタのタイトルは「野村○○時」となっていた。 |
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感想 |
先生の「少女カフェ」と比較すると、主人公が「冴えないおっさん」ということもあり、ややピリリとしたネタが多いです。 いわゆる「そういう扱い」というやつです。 そこそこの大学を出ていながら小さな不動産屋でしかも空気的存在。 残念な半生を送ってきた35歳独身男性。 その上、突然莫大な借金を! 幸せに慣れていないそんな彼が突然三姉妹の家に居候。 ・・・まあ、「いじられるために存在している」とでも言うかのような立ち位置になるのは当然ですよね。 でも、幸せそうです。 まあ、愛情のあるイジりをしてくれる家族が出来れば、当たり前か。
そんなわけで、ネタの多くが三姉妹たちによる「野村いじり」が主になります。 元々がツッコミどころ満載の野村さん。イジるネタには事欠きません。 それに、その三姉妹自身もそれぞれ個性的なキャラクター。それ以外の方々も個性的です。 天然で(主に野村に対してのみ)無自覚で毒舌な長女・クールで可愛いもの好きでちょっとぶっきらぼうだけど優しい次女・天真爛漫なコスプレ少女でオッサン萌えの三女。 単品でも十二分にネタになる方々です。 そういう方々が彼をイジるわけですので、賑やかな作品です。 考えてみれば、主人公こそはオッサンですが、それ以外の方々はみんな女性。 そりゃ賑やかになりますね。 賑やかですが、主人公が35歳ということもあり、どっしりと落ち着いたところもあります。 きららやぱれっと作品のような賑やかさとは違います。「タイム作品的な賑やかさ」というやつですね。 いわゆる「家族じゃないけど家族」というタイプの作品で、不思議な距離感がありつつも、だんだんと家族になっていく・・・ そういう独特の雰囲気のある作品です。 この手の作品ということで、途中シリアスなシーンもちらり。 勿論、ベースはやっぱりコメディです。4コマ作品ですし。 はい、「4コマ × Wikipedia」と言えば私です。勝手にそう思っています。 実はこれで4コマ作品としては60本目の記事。・・・ここまで増えるとはねぇ・・・ というわけで、本作でも記事を書かせて頂きましたので、詳細はそちらをご覧下さい。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2011年12月17日 ・2巻:2013年7月12日 ・2巻:2014年9月17日 |
試し読み |
竹書房 -TAKESHOBO-:1巻 竹書房 -TAKESHOBO-:3巻 |
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関連項目 | ●ジャンル |
・家族モノ ・小学生 |
●チャート |
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●データ |
・資格(一般資格) ・名前の規則(人物) ・名前の規則(その他) |
●作品研究 |
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●作者別 | ・少女カフェ | ●各巻感想 |