そうです、今回も主人公である太一君は表紙に出られません。
決して出番の多くないさくらの精さんが今回の表紙。こうなってくると最終巻でもない限り太一君は表紙にも出られないですね。
そのうち草間君にも先を越されるんじゃ・・・?
地味系主人公。でも、そこがいい♪
今回収録されているエピソードの中で、特に印象に残ったのが「天女の奥さん」のお話。
特に単行本描き下ろしでの「本当は年をとらないのに一緒にいるために・・・」が!
女性からすると「若くいたい」というのは永遠のテーマであり、なんなら寿命を縮めてでも若い姿を維持したいもの。
それを捨ててまで一緒にいたい。
くぅ、この女心!
そして、鈍感ながらも奥さんのことを強く想う旦那さん。
心がほわっと温かくなるエピソードでした♪
こういう年の取り方できたらいいなぁ。
天狗兄弟も完全にレギュラーとして定着&新戦力の琥珀さん登場!
ますます賑やかに!
この作品は暖かさと賑やかさが同居しており、それが何よりも心地いのです。
どのお話も必ず心温まるエピソードになっており(椿さんの失恋等はありますが)、ページをめくるのが楽しみな作品。
オカルト要素がメインテーマであるにも関わらず、これだけ暖かいエピソード満載にできるのは流石の一言。
オカルトの中でも「この世」と「不思議」を繋ぐ【絆】が中心に描かれているからなんでしょうね。
それが魂であれ、人外であれ、想いこそが繋がりを生み、育むためのもの。