作者 | 宮成樂 | ![]() |
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作者HP | ||||
掲載誌 | まんがホーム(芳文社) | |||
単行本数 | 11巻(連載中) | |||
Wikipedia | 天国のススメ! | |||
チャート | ![]() |
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内容 | 小さな頃から色々なものが見えた「羽鳥太一」は霊感がありすぎる高校生。 そんな彼の家には幽霊がいる。祖母の「小町」だ(しかも、見た目を若くしている)。 霊感があるのに霊が苦手な太一と、お茶目な祖母。 さらに友人で怪奇現象に興味津々の「草間」に、太一に熱愛中で霊感ゼロの「藤十子」、純朴でマスコットの太一の妹「麦」。 賑やかな面々と個性豊かな霊や物の怪が織りなす、あの世とこの世を繋ぐハートフルストーリー。 4コマとしてのコメディ要素もあるが、それ以上に絆や繋がりを描く温かいエピソードが多い。 元々はゲストとしての掲載であり、その後に隔月連載となる。 さらに、2012年8月号より毎月連載に格上げとなった。 なお、作者の名前は「宮成樂」であるが、一部サイト等では「樂」が「楽」とされている場合がある。 |
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感想 | 霊を扱った作品は大きく2つに分かれます。 霊という存在を使って全力でコメディにするか、人と人の絆を描く感動作にするか。 この作品は後者です。コメディとしての色も濃いですが、それ以上に心が温かくなる絆を描くお話が多いです。 この世の人間で亡くなってしまった存在だからこそ伝えたい気持ち。 どれだけ残されていた人の事を想っていたのか。 そして、この世に残してきた未練。 そういったものを通じて人と人の繋がりや想いを優しく描いています。 この作品では霊だけでなく物の怪や妖精の類も頻出します。 そのため、「あの世とこの世」の繋がり以外も描かれます。 人間・霊・物の怪・妖精・・・ 多くの存在とそのつながり。どれも深くて温かいものばかり。 立場や存在が違っても、宿る想いは変わらないもの。 特に霊などは「想いがそのまま現世に残った」ようなもの。 それだけに、純粋な想いがそこにあります。 九十九神も登場。魂が宿るほどに想いの込められた物。 こういう話を見ていると、繋がっているのは人間同士だけやないんやな、と感じます。 そういうホントに広い意味での「繋がり」を描いた作品。 人間同士の絆を描く作品は多いですが、それだけではなく森羅万象は繋がっているんだな、と感じる作品です。 やはりキャラクターが可愛い♪ お婆ちゃんがお茶目で可愛らしいですし、妹の麦ちゃんも可愛らしいです。 一見肉食系女子なのに、とっても乙女な十子ちゃんも可愛いです(自分から攻めるのは平気だけど、攻められるのには弱い人)。 そして、登場する可愛らしい生物たちも。 霊を扱った作品ですが、「怖い」がほとんど無く、「カワイイ」が多いです。 リアルガチな恐い絵っていうのは無いですね。 コメディ部分も「日常」と「非日常」から生まれるズレやインパクトのある不思議現象が軸になっています。 でも、コメディとしてよりも暖かいエピソードが心に残る作品。 笑いを求めて、よりも、あったかい気持ちになりたくて読む作品だというのが印象です。 当サイト名物「乃凪いるかの勝手にWikipedia」です。 作品の詳細についてはそちらを見て下さい。 単行本の情報と登場人物の紹介を書いておきました。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2012年3月7日 ・2巻:2013年6月7日 ・3巻:2014年5月7日 ・4巻:2015年4月7日 ・5巻:2016年5月7日 ・6巻:2017年4月7日 ・7巻:2018年5月7日 ・8巻:2019年5月7日 ・9巻:2020年3月5日 ・10巻:2021年1月7日 ・11巻:2022年1月7日 |
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