1. トップ
  2. レビュー
  3. タイム兄弟誌
  4. つくしまっすぐライフ!

つくしまっすぐライフ!

作者 松田円 つくしまっすぐライフ!
作者HP (ブログへ移行中)

おしごとザッキ(ブログ)
掲載誌 まんがタイムきららキャラット(芳文社) → まんがホーム(芳文社)
単行本数 3巻(連載終了)
Wikipedia つくしまっすぐライフ!
チャート
内容 自然溢れる(というか自然しかない)県立土筆高校は山の上の女子高。
今日も華やかな女の子たちのガールズトークが・・・展開されるわけでもなく、逞しく通学する肉体派女子たちの姿が。
最寄駅から遭難せずに通学出来てようやく一人前というサバイバルな学校に通う女子高生たちを描く青春まっしぐら4コマ。
高校モノではあるが、校内の様子と同じくらい周辺の大自然が舞台となるちょっと変わった作品。
そのため、ネタの多くが大自然に順応して女子高生ライフを満喫する彼女達の姿を描いたもの。
また、作者お得意のほんわかした恋心も描かれる。
元々はきららキャラットに隔月掲載されていたが、その後ホームでの隔月掲載に。
そのため、当初は萌えを意識した作風だったが、ホームへの移籍後は作者本来の作風が良く出ている。

2巻までは隔月連載だったため単行本自体は2巻までしか出ていないが、実は2005年から続く長期連載作品でもある。
2010年10月号より毎月連載になったが、2011年9月号より再び隔月連載に戻った。
感想 やはりこの方の作品は読みやすくてホワンとしたのどごしです。
1巻は上記でもあるようにサバイバルな学校を舞台としたお話がメイン。
2巻ではキャラネタやガールズトーク、「芹沢なずな」と「五行鷹士」の初々しいカップルの話が増えている印象です。
先生の「サクラ町さいず」と違い、カップル(女子高生とクマの着ぐるみという「超絶面白カップル」)が成立しており、それをいじったネタなんかもありますね。
恋愛要素をネタに盛り込んだ作品は多いですが、カップルが成立している作品って、意外と少ないですよね。
「サクラ町さいず」のあとがきにて、登場人物の恋愛については自己責任・・・とありましたが(5巻・8巻)、本作では「いつのまにか仲良くなってた2人」としていつの間にやらカップル成立。
というわけで、2巻の帯にもあるのですが「一味違う女子高4コマ」という感じですね。

序盤はきらら系列での掲載ということで、萌えを意識したような作風でしたが、やはりこの方はファミリー誌でこそ本領発揮、な印象です。
そんなわけで先生の他の作品と比べると、やや異質感はあります。
そういえば、「まど・レーヌ」という先生の2作品が入った単行本があり、その片方の作品はキャラットの創刊号から隔月で連載されていた「電化お手をどうぞ!」という作品。
 ※本作はこの「電化お手をどうぞ!」の連載終了の2カ月後から隔月連載スタートしています。
今でこそ萌え4コマ誌ですが、キャラットは創刊当時女性向け4コマ誌だったのだとか(そういえばそういう作品が多かったですね。今も他の萌え系4コマ誌と比べると女性人気の高めの作品もありますし。)。
で、SF要素の入った作品で、この作品もやはり他の作品とは違う雰囲気。
やはりきらら系列だと、雑誌の色もあるので「この方らしさ」が出しきれないような雰囲気です。
スタート自体はきららキャラットですので、キャラクターに若干萌え要素が残っている状態ではあります(獣っ娘とか)が、やはり読んだ印象としてはホームに移籍後の2巻からの方が「この方らしい」です。
そして、私はそちらの方が好みです。

個人的に毎月連載になって喜び、隔月に戻って残念(先生としては他の連載もあるので作業量的に厳しいのでしょうね。連載数多いですし)。
雑記 「感想」で出てきた「まど・レーヌ」はいわゆる作品集かな?
先生の単行本に出来る量ではなかった2作品を1つに纏めた単行本です。
片方は既述ではありますが「電化お手をどうぞ!」という芳文社様のきららキャラット創刊号より隔月で連載されたSFチックな作品。
男性キャラがほとんどで、色々な意味で「先生としては珍しい作品」だと思います。
もう片方の作品は「かめびより」という双葉社様の「まんがタウン」「まんがタウンオリジナル」で連載された作品。
ペットに亀を飼っている女子高生のお話で、こちらは割と先生らしい作品。
お気付きでしょうか?異なる出版社さんの作品が1つに纏った珍しい1冊なんです。
こういう例があると、他の方の作品も同じように・・・なんて期待をしてしまう今日この頃です。
単行本 発売日 ・1巻:2008年3月7日
・2巻:2011年2月7日
・3巻:2013年5月7日
試し読み
-
関連項目 ●ジャンル
-
●チャート 万人ウケ(高い)
●データ 学校
誕生日
血液型
●作品研究
-
●作者別 作者別作品一覧 ●各巻感想
-

戻る