作者 | 師走冬子 | 作者HP | ![]() とことこ日記 |
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掲載誌 | まんがタウンオリジナル(双葉社)(休刊) → まんがタイムラブリー(芳文社) | 単行本数 | 4巻(連載終了) | |
Wikipedia | 女クラのおきて | |||
チャート | ![]() |
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内容 | 女子高の女子だけのクラス、通称「女クラ」の担任になった新任教師「香鳥螢助」。 個性豊かな生徒たちと校長の巻き起こすドタバタに巻き込まれながら、今日も螢助の受難は続く。 非常に魅力的なキャラクターたちがネタの中心であり、典型的なハイテンションドタバタコメディ。 数々の名作を生み出し続ける師走先生の初の連載作品でもあり、6年以上に渡る長期連載でもあるため初期と後期はかなり画風・作風が異なる。 「女クラ」と名前についているようにメインのキャラのほとんどが女の子だが、男子も登場しないわけではない・・・が、 一部を除いて(設定上は存在し、会話には出てくるが)ほとんど登場しなくなっていった。 中心となるのは螢助と彼が担任を務めるクラスの女の子達、元気の塊で女子に人気の「桃栗小巻」、金銭感覚と美的感覚崩壊のお嬢様「桜小路美紅」、マッドなDNA魔術師で隠れブラコンで螢助の妹「香鳥螢」。 無論、登場人物は皆どこか変わったところのある個性豊かな人物ばかりである。 カバー裏では登場人物の性別が逆転した「男クラのおきて」が掲載された。 |
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感想 | 正直、初期と後半でかなり印象の違う作品です。 いい意味で、段々と「師走先生らしさ」が形作られていった過程が見れる作品と言えます。 初期はなんだか少女漫画チックな印象でしたね。 中盤からキャラがかなり安定してきて、先生らしさも強く出てきたので、「流石だなぁ」という内容になっています。 師走先生にしては珍しく(というか初の作品だから?)蛍ちゃんの遺伝子操作などかなり非現実的なネタもありますね。 他の作品でも超人的能力(超人的ドジ)などはありますが、蛍ちゃんの遺伝子操作や美紅ちゃんの限度を超えた金持ちぶりは何となく今から見ると異質な気がしますね。 それにしても、藤葉と佐鉄はやはり最後まで螢助の家に居候していたんでしょうか・・・ 基本的に螢助の受難が描かれることが多いです。 個性豊かすぎる生徒達に振り回される彼の気苦労が面白おかしく描かれるネタが多く、前半はほぼそう言ったお話ばかり。 辞表を何度も出すけどそれすら受け取ってもらえず・・・ 生徒だけでなく、校長にも振り回されっぱなしの彼の姿が中心です。 各話の1本目は必ず校長が螢助をおちょくるネタです(その回のテーマに合わせた内容)。 2巻の中頃辺りからマイルドなネタが増えてきて、師走先生らしい作品に。 螢助被害者ネタがめっきり減っていきました(それでも誰か被害者が必要な場合は彼)。 いわゆる普通の学園モノっぽくなっていきましたね。 強い個性はそのままに、読みやすい感じで落ち着きました。 賑やかな女の子達による学園生活feat.師走冬子ワールドです。 個人的には先生らしさが出ている後半の方が好きです。 やはり被害者でオチを付けるよりも、賑やかなキャラクターによるワイワイした作品の方が好きなんで。 |
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雑記 | 掲載紙は当初は「Do! ぴーかん」(青磁ビブロス社)で、タイトルも「大高女クラ物語」だったのだが、同誌が廃刊となり、(この先生ってこういう経験が多いような・・・) その後、「まんがタイムラブリー」にて連載が再開。タイトルも今の物になりました。 「大高女クラ物語」時代の内容も単行本1巻に収録されています。 |
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さらに雑記 | この作品のメインの一人、「桃栗小巻」ちゃんは後日談で教師になっていますが、 実は同先生の「うさぎのーと」にて教師として出演しています。 こういう別の作品に登場したりコラボしたりというのは師走先生ならではですね。 というか、作品数が多いこの人にしかできないことですね。 作品数も連載期間もすごい人だ・・・ |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2004年1月7日 ・2巻:2004年10月1日 ・3巻:2005年4月4日 ・4巻:2006年11月7日 |
試し読み | 立ち読み・試し読み(20ページ無料)|コミックパーク |
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